クトゥルー 魔界監視局
テイリッポ
自分の尻尾を取り返すとい妖魔。
こんな話がある。
アメリカのどこかの森の奥の丸太小屋に、一人の男が住んでいた。
ある日、長い尻尾の獣が、小屋に入ってきたので、
丁度空腹だった男はその尻尾を切って、煮て食べた。
すると夜中に、カリカリという音がするので、飼い犬を放つと、
その音の主らしき者は森へ消えた。
やがて、今度は
「尻尾を返せ! 」
という声がするので、驚いて犬を呼んだが、犬はこない。
犬は何者かに沼地へ誘い出されて、殺されてしまっていた。
ふと、男がベッドの下を覗くと、赤い目をした化け物が、
「尻尾を返せ ! 」
と言っている。
男が、
「ない」
と言うと、妖怪はいきなり男の腹を切り裂いて、男が食べた尻尾を取り返したという。
テイル(尾)と、尻尾を足して2で割ったような名前である。
出身
アメリカ
出典
●『妖怪世界編入門』 水木しげる著 小学館