魔地 

 

 

このマチは明光く。

病に似た明光。聳える居築。憂鬱に空に並ぶ鋭敏な神経。

視せるようで、盲目であり、死せるようで、息づいている。

その鼓動は鬱蒼とした樹林のごとき鉄柱から響き渡り。

その息吹は残暴に張り巡らされた鉄管より放たれる。

無所作であることが望ましい。

無遮であるから望ましい。

そんな朽ちた、新しい空間。

 

今日もまたどこかのマチで、不規律な法則がマチを生かす。