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トイレの怪談

読み=【トイレノカイダン】

スペル=【】

別名=【】

種別=【都市伝説、学校の怪談、トイレの怪】

使用する力=【】

持ち物=【】

出身=【日本全国】

 

トイレの怪談は古くから伝わる。

 

江戸時代(1603〜1867年)の書にも、厠(かわや)に出現する妖怪や、手が伸びて尻を撫でたというものがある。

 

青坊主・・・トイレに出現する妖怪だという。

 

赤い紙・青い紙・・・どこからともなく、「赤い紙がいいか、青い紙がいいか」と声がする。答えるとどうなるかは多数説がある。

答えると、答えた色の紙が落ちてきて、それを拾うと紙と同じ色の体になるというものや、血の雨や、血まみれで殺されるというのもある。青が安全にも感じるが、体中の血を抜き取られて死ぬという。血が吹き出て止まらず死亡するとも。「赤い紙やろか、青い紙やろか」「赤が好きか、青が好きか」と声の種類も多数。色の組み合わせも様々で、赤と白、赤と紫などもある。また、3色というものもあり、これは赤・青に黄色が追加される。この場合黄色と答えると助かるといい、この噂がたった学校では、トイレに入る時に「黄色、黄色」と唱えたり、黄色のハンカチを握って入ったりしたという。

赤・青・白の選択というのもあり、赤だと血まみれの手が下から出てきて、青だと青白い手が出てくる。白だとぬるぬるとした手が出てくる。

単純に「赤か青か」と質問する場合もあり、青と答えるとトイレのドアが開くという話もあるようだ。

 

赤いチャンチャンコ・・・「赤いチャンチャンコ着せましょか」と声が聞こえ、これに答えてると殺される。血が赤いチャンチャンコを着ているように流れるという。犠牲者は婦警や女の先生である。

 

赤いはんてん・・・赤いチャンチャンコと同じもので、こちらは半纏(はんてん)である。この場合は血しぶきで赤い斑点ができていたという話に変えられる。

 

赤マント・青マント・・・1938年頃長野の小学校から伝わる。

トイレにマントを付けた者が立っていて、「赤いマントが欲しいか、青いマントがほしいか」と聞いてくる。赤と答えれば、ナイフで刺されて殺され、青と答えると、血を吸われて死ぬという。戦前からある京都のある中学校では、これが出て、答えると、天上からナイフが落ちてきて背中に刺さるという。

 

花子さん・・・3番目の花子さんという。トイレのドアをノックして「花子さぁん」と呼び掛けると「はぁい」という返事が返ってくる。

またる、2丁目の花子と呼ばれる事もある。これは「遊びましょ」と呼び掛けると「何して遊ぶ?」と返ってくる。「首絞めごっこ」というと殺される。3回謝らないとこのジョークは許してもらえない。また、別の遊びの例で、「おままごと」というと廊下の絵から(トイレではないが)包丁が飛び出てきて、「縄跳び」というと首を絞められるという。

また、この花子さんは、3番目のトイレで自慢の髪の毛を先生に切られ、自殺した女生徒の霊であり、このトイレに入って、「赤い髪、青い髪、白い髪」というと髪を切られ殺されるか、消されてしまうという。「太郎さん」にふられて自殺した女の子の霊だともいう。

花子さんはセーラー服にモンペという、戦時中の学生の姿で現れるという説もある。「花子さん」だけではなく、様々な呼び名がある。「太郎さん」「次郎さん」「やみ子さん」がメジャーなものであり、北海道には「おはるさん」、千葉・岡山には「れい子さん」、「ゆう子さん」、東京でき「ひとみお嬢さん」、茨城では「一郎さん」、静岡では「みよちゃん」、福井では「つよし君」、京都・愛媛では「やす子さん」、京都では「みか子さん」、兵庫では「お岩さん」、長崎では「よし子さん」、大阪・熊本では「3番目のリカちゃん」などがある。

 

カシマレイコ・・・両足のない女が出て、「私の足はどこですか?」といってくる。「名神高速道路にあります」と答えると、その女は「誰に聞いたのですか?」といってくる。そこで「カシマレイコさんに聞きました」と言わないとおそらく足を失う事になる。

また、カシマレイコの名を言う時に、「カは仮のカ、シは死人のシ、マは悪魔のマのカシマさんです」と答える説もある。カシマレイコを仮死魔霊子と書く事もあるようだ。

また、別の話では「右足いるか?」とか「左足いるか?」とは聞かれるものもある。いらないと言えば足を引っこ抜かれる。「この話は誰に聞いた?」といわれるので、「カシマさんに聞いた」というと無害で、答えられなければ祟りがあるという。

 

紫ババア・・・すべて紫色の服の老婆。子供の肝臓を取っていくという。また、「好きな色は?」ときいてくるといわれ、「紫」と答えねばね絞め殺されるという。

 

緑ババア・・・右から3番目のトイレに出る。

 

3ババア・・・夜中の3時3分3秒にトイレに出る。

 

4時ババア・・・枚方市の小学校で4月4日4時44分44秒にトイレのドアを4回叩くとこのババアが現れ、何もないどこかへ連れ去ってしまうという。この行為からか四次元ババアなどとも呼ばれる。また、金縛りにしたり、トイレに閉じ込めたりする。

 

5時ジジイ・・・午後5時に5番目のトイレに入るとあらわれる。

 

カミくれ・・・トイレから「カミくれー」と声が聞こえたので、隙間からティッシュを差し出すと、「このカミだ」といって、髪の毛を引っ張るという。

 

トイレの鏡・・・死んだ学生が写る。割っても翌日戻っている。夜の2時に櫛ほわくわえてトイレの鏡を見ると、明日の自分の顔があるといい、これに映らなければ死ぬのだという。

 

他に全国にあるトイレ怪談を集めた。

 

トイレの入り口から3番目のトイレは恐ろしいものがいる。壁から顔が出るという。

リカちゃんという子がトイレから出てこなくなり、呼び掛け返事はあるが出ないので開けると、血・髪・肉を残して消えていたという。

トイレの壁に血しぶき。

開かずのトイレからノックが返ってくる。

トイレの鏡に事故死した生徒が写る。

手を洗う時に左から数えて「か・え・る・の・血」といって、「血」のところで止まった蛇口からは血が出るという。

水洗トイレから手が出てきて、流したら消えた。

幽霊の足跡がある。

白い着物の女がトイレから出てきて、鈴を鳴らしながら学校を歩き回り、またトイレに戻る。

トイレに生首がある。

妊娠した女生徒が自殺したというシャワーのあるトイレで、血のシャワーが出る。

車椅子を押す看護婦がトイレのドアを一つ一つ調べる。

トイレで血の匂いがする。

壁に女の顔が浮かぶ。

軍隊の歩く足音が響く。

誰もいないのにトイレを流す音がする。

血まみれの犬が天上に張り付いている。

 

 

出典=【『学校の怪談大事典』 日本民話の会 学校の怪談編集委員会 ポプラ社】

 

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