真平
読み=【マツピラ、マッピラ】
スペル=【】
別名=【】
種別=【妖怪】
使用する力=【】
持ち物=【なし】
出身=【日本】
江戸時代に描かれたと思われる、2001年7月に新しく発見された妖怪絵巻に登場する12体の妖怪の一つ。
小型の犬のような姿の妖怪。
赤いよだれ掛けのような物を巻いており、目は落ち着かず焦点があっていないようである。
まっぴらとは、「ひたすら」「ひらに」の意味であるが、「まったく嫌だ」、つまり、「まっぴらごめん」の意味もある。
相手に許しを請う時に使われる言葉でもあるのだが、この妖怪に誠意は感じられない。
飛騨地方では「まっぽ」というのが「平等」を意味する言葉であり、「まっぽわり」とは、「頭割り」を意味する。頭を地に近く下げているこの妖怪の立場が平等の位置ではない下等な位置にある事を連想させる。
下等といえば、犬神を外道などと呼ぶが、この姿との関連はあるのか?
大分などでは、青ざめる事を「まっぴぃ」というが、これも関連は薄い。
余談だが、「まっぴら」は、人の前を通る時の挨拶の言葉でもある。
人の前を通る犬の妖怪といえば、「待ち犬」と「迎え犬」がある。
出典
『怪 vol.0011 リニューアル号』 角川書店
『全国方言辞典』 東條操/編 東京堂出版