ブルベガー
読み=【ブルベガー】
スペル=【Bull Beggar、Bull Beggar、Bull Begger】
別名=【ブル・ベガー】
種別=【悪魔、正体不明、】
使用する力=【驚かす
『ロマンシング・サガ』(スーパーファミコン)のブルベガー
回復、毒液、「体当たり」】
持ち物=【なし】
出身=【イギリス イングランド南東部 サリー州
イギリス サマーセット州 ブルートン近郊 クリーチが丘】
レジナルド・スコットが超自然の恐ろしい存在を数多く羅列した中の一つ。
名前の意味は記されていないが、、この名前は16世紀だけのものではなく、今でもサリー州には「ブルベガー小路」というのがあり、そこには昔「ブルベガー」が出没した納屋というのが建っていたとされている。
また、ルース・タングは1906年にサマーセット州の街、ブルートン近郊のクリーチが丘に出没した「ブルベガー」にまつわる伝承を聞き、約60年後に『カウンティー・フォークロア』第8巻(1965年)に収めている。
それによると1880年代に、十文字に重なった二つの遺体が採石作業のの最中に発見され、空気にさらされた途端、ぼろぼろに崩れて塵になってしまったという。
どういうわけか、この遺骸はサクソン人とノルマン人のものだとみなされており、またこの遺骸が発見されてから、クリーチが丘附近には、あとを付けてくる足音が聞こえるとか、黒い無気味なものが現れるといった恐ろしい噂がたった。
ある農夫が夜遅く家に帰る途中、道に倒れている人影を見て助けに行った。
すると、突然、その人影はものすごい高さまでスックと伸び上がり、農夫を家の戸口まで追いかけてきた。
家族の者が助けに出ると、ものすごい笑い声をたててひょいひょいと跳びながら遠ざかっていった。
またある夜、クリーチが丘で襲われた旅人が、真夜中から鶏が鳴くまで、「トネリコの杖」を助けに身を守っていたという。
同じように、ある男がこれに襲われた時、「ハシバミの枝」を武器に一晩中闘ったところ、朝と共に消えてしまったという。
このブルベガーは、二つの遺体が発見されている事から判断して、「幽霊」というよりは、「ボギー」や「ボギービースト」などの、悪魔や「ゴブリン」の一種だと思われる。
黒い色の姿に、燃えるように赤い眼をしている事から、魔犬「ブラックドッグ」の種類ともいわれる。
登場作品
『ロマンシング・サガ』(スーパーファミコン)
地中に含まれている毒素が、邪気の影響によって一カ所に集まり、巨大化したアンデッドモンスター。
この種族の中では一番強いが、動きだけは他の種族と同じく鈍い。
常に地中から毒素吸収をしているので、攻撃されてもすぐに回復してしまう。
皮膚から分泌する毒液で、敵を弱らせてから巨体で「体当たり」をしてくる。
身体は赤く溶けているので、ドロドロベタベタしている。
その中で無表情に青白く光る瞳が恐ろしい。
色違いに「マッドゴーレム」「サンドビースト」「ウリスク」がいる。
伝承に伝わる「ブルベガー」と全く違う。
出典=【『カウンティー・フォークロア』
『幻想動物事典』 草野 巧著 シブヤユウジ画 新紀元社
『世界霊界伝承事典』 ピーター・ヘイニング著 阿部秀典訳 柏書房
『妖精事典』 キャサリン・ブリッグズ編著 平野敬一 井村君江 三宅忠明 吉田新一 共訳 冨山房
『ロマンシング・サガ』(スーパーファミコン)
『ロマンシング・サガ大事典』 NTT出版】