病猫鬼
読み=【ビョウビョウキ】
スペル=【】
別名=【】
種別=【動物霊、霊、猫、憑き物、精、蠱毒、病魔】
使用する力=【とり憑く、自殺に導く】
持ち物=【なし】
出身=【中国、日本】
一人の老婦人が、ベッドの上に何やら猫のようなものが入ってきたと感じて、病気になり、現実感を失った。
しかも何者かに「自殺しなさい」「死になさい」と促され、そそのかされている心理に陥った。
燃犀道人(ねんさいどうじん)という、医者の記した『駆蠱燃犀録(くこねんさいろく)』によれば、このようなものを、「病猫鬼(びょうびょうき)」というのだそうで、薬を処方した。
それで、一時はおさまったが、その家は裕福なのに、薬代をけちるので、服用を続けることができず、老婦人は、せがれが受験の為、郡に行ってる間に縊死(首をくくって死ぬこと、ちなみに中国には、縊死をした者が、その一部始終をみせるという「縊鬼(いき)」というものがいる)をとげてしまったという。
「猫鬼(びょうき)」という「蠱毒(こどく)」の一種だろう。
出典=【『駆蠱燃犀録(くこねんさいろく)』 燃犀道人
『中国妖怪人物事典』 実吉達郎 講談社】