マルコキアス
読み=【マルコキアス】
スペル=【Marchocias、Marchosia、Marchosias】
別名=【マルコシアス】
種別=【ソロモンの72柱の魔神、魔神、悪魔、堕天使、ソロモンの霊、ソロモンの精霊】
使用する力
炎、人間に姿を返変える
持ち物=【炎の氷柱】
出身=【イスラエル】
「ソロモンの72柱の魔神」の一人。「エノクのデーモン」の一人であり、『偽エノク文書』の目録にも名前がある。
もともとは、「権天使」で、今も天界に戻る事を望んでいるが、ワイヤーによれば、それは不可能であるという。
「グリフォン」の翼を持ち、蛇の尾を持つ雌狼の姿で現れる。
『レメゲトン』では、ただ有翼の狼であるとされる。
口からは炎を吐き、『地獄の辞典』で描かれるものも炎を吐いている。
これは『レメゲトン』でも同じである。
レギナルド・スコットの『妖術の暴露』では、人間の姿になるとも書かれている。人間の姿になると、背の高い立派に闘士になり闘いなどを助け、嘘はつかず、質問にも真面目に答える。また、空を指さす真面目な顔の男になるという。
『地獄の辞典』では、人間になると、長身の兵士になるといい、エクソシストには服従するという。
狼の姿の時は嘘はつかないが、遠回しな表現をしたり、問題の一部分しか答えない事もある。
だが、荒くれ者で、召喚師の言う事は全く聞かないという話もある。
その時はこの悪魔に乗る「グレモリー」に相談すればいいと言うが、この「グレモリー」は悪魔なのに戦争を嫌っており、戦争目的でマルコキアスを呼ぶという理由では、仲介役にはなってくれそうもない。
『地獄の辞典』では、地獄の大侯爵で、30の軍団の指揮官であるという有力な存在。
支配領域は、日中の双魚宮10度から20度までで、快楽・自信・自画自賛を支配、担当する。
一説では、「グレモリー」の乗る生き物であるといい、創世記の戦争の時、遊撃部隊を率いて闘い、退却戦の時も天使達に大打撃を与えたという。
この爵位もその戦争での活躍を認められて手に入れたというのである。
この悪魔は翼に「炎の氷柱」という武器を持ち、戦闘機のように戦うのだという。
ギリシャ語で「侯爵」を意味する「マルキシオス μαρκησιοζ」と関係があるかは不明である。
地獄の大侯爵であるという点にも注目したい。
登場作品
『悪魔事典』 山北篤/佐藤俊之/監修 新紀元社
『悪魔の事典』 フレッド・ゲティングズ 大瀧啓裕/訳 青土社
『オカルトの事典』 フレッド・ゲティングズ 松田幸雄/訳 青土社
『幻想動物事典』 草野巧/著 シブヤユウジ/画 新紀元社
『地獄の辞典』 コラン・ド・プランシー 床鍋剛彦/訳 吉田八岑/協力 講談社
『天国と地獄の百科』 ジョルダーノ・ベルティ 竹山博英/柱本元彦/訳 原書房