
かしまれいこ
読み=【カシマレイコ】
スペル=【】
別名=【かしま、かしまさん、仮死魔霊子】
種別=【都市伝説、幽霊、学校の怪談、トイレの怪】
使用する力=【質問、足を取る、祟り】
持ち物=【】
出身=【日本】
都市伝説の一つ。
足のない女の幽霊の事であろう。
小学校に古いトイレがあって、ある特定の曜日の夜中の一時に一番端をつかうと、足のない女の霊が出てきて、「私の足はどこにありますか?」と聞いてくる。
「名神高速道路」にあります。というと、「誰に聞いたのですか?」とまた聞いてくる。
その時、必ず「カシマレイコさんに聞きました」と言わないといけない。
答えると消えるという。
「カは仮のカ、シは死人のシ、マは悪魔のマのカシマさんです」と答える事もある。
仮死魔霊子とあてることもある。
また、「かしま様」と呼ぶ場所もあり、夜、寝ている人の所へやってきて、3つの質問をしてきて、間違っていたら殺してしまうというものもある。
この他に、家の中に一人で10分以上いると、青い顔の女の子が「遊ぼ」とやってきて、この声を聞いたら「かしまれいこさんに、遊ぶなといわれました」と断らないと呪われるという。霊感が強ければこの時、「かしまれいこ」が見れるという。
男のような「カシマ」もある。
夜にお手洗いに行くと、声が聞こえてきて、「右足いるか?」と聞いてくる。
「いる」と答えると、「左足はいるか?」と聞いてくる。
いらないと言うと、足を引っこ抜かれる。
「いる」と答え続けると、「この話をどこで聞いたか?」と聞いてくる。
「カシマさんに聞いた」というと無害で、これに答えられないと祟りがある。
似たものに「アケミさん」「アシトリミナコさん」があり、名称も「カワシマ」「キジマ」だという説もある。
「かしまさん」は、交通事故で足がもげて死んだ人の霊だという設定が多い。
また、足がない幽霊として伝わっているのになぜか、両手がないという設定のカシマもいる。これは、ピアニストを目指していたが、病気で両腕を切断した為に自殺した女の人らしく、この話をすると夢に出るというものである。
また死んだ兵士の霊で同名の存在がある。
私が考えるに、これは学校の怪談・トイレの怪談の変異種であり、基本的には「赤いチャンチャンコ」などと変わらないものだと考える。
ただ、こちらは「足がない」「人間の名前がある」「現代的に感じる」。
「ちゃんちゃんこ」「紙」「マント」とは違い、完全に死者の霊を彷佛させる。
現代の子供達はだんだんと残酷な表現の噂を広げていっているような気がする。
実際、「赤いちゃんちゃんこ」のように、「血が降る」「刃物で斬られる」というよりも、「足を取られる」という方が妙に恐さを感じる。
足を取られるという事は「自由を失う」ことでもあり、場合によってはそのまま生存している可能性もある。
現代の子供達の恐ろしい妄想によって作られた存在であれば、いったい、この噂の裏に、何があるのであろうか?
ただ、怖がらせる為のものかもしれないが、そういったものでも、噂を流した本人には気がつかない心理的なものが見える場合も多い。
子供達(とくに小学生)に日常関連する事。学校・トイレがやはり裏でこの噂を構成していると考える。
この「かしま」のする質問に迅速に正しく答えなくてはいけないという、学校でいう「テスト」などへの要素を含んでいる。
テストーで悪い点をとっても、偏差値などにしか影響はでないが、この噂の場合、「死」「自由の剥奪」という結果が待っている。
また、(交通事故で)足を失う=信号は守らなくてはいけない。
信号確認=右見て・左見て。
ここで「右足」と「左足」の選択が連想できるが、もちろん「両方大切」である。
注意を怠ると、現実でも自己の可能性があるが、この噂の恐いところは、目の前に幽霊がいるにもかかわらず、冷静に質問にたいして答えなければならないという事。
また、トイレという事で、「赤い紙やろうか?」等の3択バージョン、「赤い紙・青い紙・黄色い紙」の噂などは「信号」を連想させる。
交通事故で足を失うという噂も、生々しく残酷な話で、私も小学生の頃、外のゴミ箱にトラックに足をひかれた子供の血まみれの靴下が入っているという噂に震えたものである。
とくに、小学生は半ズボンなどをはく事も多く、足にたいしては無防備と考えられるからなおさらであろう。
鹿島は茨城県南部鹿島郡にある街であり、ここの街にある鹿島神宮は祭神が「たけみかづち」である。
別名を「建布都(たけふつ)神」で、「ふつ」は物を断ち切る擬態語である。
この神は「十握剣」を波に逆さに突き立て、その剣の先にあぐらをかいたという。
普通は足が切れる(笑)。
作者不詳の歴史物語『大鏡』等では、鹿島明神と藤原鎌足を繋げる説がある。
これでは、狐が幼い鎌足の足元に鎌を置いていくという事から、「鎌足」と称したという。この鎌は「曽我入鹿」の首を切ったものであり、ここから連想できるのは、「鎌足」という名前から「鎌で足を切る」が思い浮かべられる。
藤原鎌足は、本名は「鎌」であり、若き頃の名前の「鎌子」の「子」や、「鎌足」の「足」は、敬称に当たる語尾であるという。
ならばこの足のない霊的存在の呼び名が「鹿島霊子」であるなら、「鹿島の霊」に敬称の子を付けたものか?
また、気になるのが、入鹿が中大兄皇子を位につけないように、法興寺の庭で蹴鞠をしている皇子の沓が脱げて地に足を付けさせようと計った時、鎌足が右手で足を受け、それより彼は出世したという話もあり、ここでも「足」が関連している。しかも、足を地に付けないようにしているのである。
だが、「足が地に付かない」というのは、ふらふらとしている事でもあり、幽霊も連想させる。
名神高速道路も実在する道路だが、「鹿島明神」の「明神(名神)」からヒントを得て、たまたま同じ呼び名の道路を指摘しただけではないか??
他に、「年号の始めに鎌にて鹿を切り」という記を見つけたが、「鎌」は「鎌足」、「鹿」は「入鹿」の事であるという。
「かしま」の「鹿」は「入鹿」からとられたものだろうか?
余談だが、「右足いるか?」の「いるか?」と殺された「入鹿」の名前が一致するのは偶然か?
無関係であろうが、「かしま」という方言で調べると、石川県・三重県和歌山県で「裏返し」「反対」の事を意味する。
ちょっと考え過ぎの調査が多いですが、お許し下さい。
出典=【】