
ち・チ
魑(ち)・・・古代中国の『史記』によれば、これは虎の姿の神であるという。
チイ・・・一度死人の肉を食べた為に、幽霊と関係することになった、元人間のポリネシアの妖魔。
チーズの小人・・・髪は白く、顔一面しわだらけの姿で、毎日ぶらぶらして暮らしている浮浪者のようなオーストリアの妖怪。彼の主食は、わずかなチーズだけであり、その為こう呼ばれるようになった。「ケースマンテル」と呼ばれる。
チイチイ小袴(ちいちいこばかま)・・・「付喪神」の一種。お歯黒のつけ楊子が化けたもの。小泉八雲の話に「ちん・ちん・こばかま」がある。
チウラングル・・・アイヌに伝わる妖怪。急流の石の間にいる妖怪だといわれる。
チェシャー猫・・・『不思議の国のアリス』に登場する猫。にやにや笑い、三日月型の口をする。
チェルタ・・・インドのムリア民族で行われる祭。
チクチャン・・・マヤの暦に使われていた二十日の日に付けられた英雄か神の名前の一つ。
チグトュ・・・沖縄県の「死の予兆」である。家の中で鋸(のこぎり)や鉋(かんな)、板を置く音などの大工仕事のような音が聞こえる現象で、これがあるとその家から死ぬものが出るといわれている。
チセコロカムイ・・・アイヌの家を守る神。
チチケウ・・・アイヌの言葉で「化け物」「幽霊」の事。実際にいるといわれるものではなく、昔話などに登場する化け物の事をいう。
チチケウニツネヒ・・・北海道沙流郡の山奥ヌプキベツに、熊狩りの名人を刀で斬ってやる!と山で待ち構えていたという女怪。
千々古(ちぢこ)・・・『太平百物語』に書かれる妖怪。昔の城下町の大手御門に、毎夜現れた鞠の姿の妖怪。宙に上がったと思うと地に落ち、かと思うと今度は西の方に飛んでいったり、東の方へ移動したりしたという。飛ぶ時には妙な音をさせたという。
智天使・・・ケルビム。2番目の階級の天使。
チナガンバァ・・・乳が長く垂れている老婆の妖怪だという。
地の精・・・ノーム。四大元素の精霊一つ。
地の精霊・・・四元素の一つ地のエレメントの(元素)具現化したものである。
血の降る石・・・群馬県勢多郡の上佐鳥の郵便局の近くにある赤みがかった岩。掘れば血の雨が降る。
チペクウエ・・・アフリカで恐れられているトリケラトプスに似た怪獣。
チポラ・・・トマス・マンの短編小説『マリオと魔術師』に登場する魔術師。
巷の風(ちまたのかぜ)・・・高知県で伝わる怪異。赤子が生まれたり、誰かが死んだりした時に、肉親の者がこれにあうという。
血まみれ骨・・・イギリスで子供を怯えさせる恐ろしい名前。
魑魅(ちみ)・・・『倭名類聚抄』では鬼の一種とし、和名をスダマとしている。年を経た「精」や「鬼」の類で、山林の木より生ずるという。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)・・・山や川の精の総称。古代中国の『史記』によれば、「魑(ち)」は虎の姿の神、「魅(み)」は猪の頭を持つ人の姿の沢の神だとしているが、おおまかに「魑魅」を山の怪、「魍魎(もうりょう)」を水の怪とする説もある。よって「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」とは、山河すべての怪という事になる。
茶菓子をすすめる貴婦人・・・森の中で突然茶菓子をすすめてくる、謎の貴婦人。その時に、必ず「ビスクラヴァレ」と呼ばれる、狐の化け物を伴う。
茶釜下し(ちゃがまおろし)・・・鳥取県岩美郡米里村東大路(現在の鳥取市)で起こる怪異。村中の井戸のあたりで、茶釜を下ろすように「チャラチャラ」という音を「狐」がさせたという。
茶釜転がし・・・群馬県勢多郡住吉の怪異。昔、暗い木下道を通ると、ゴロンゴロンと茶釜のようなものが転がって足に当たったという。
チャク・・・chac マヤの雨の神々。
チャネケ・・・メキシコのベラクルス州の南のクエンカ・デ・パパロアパン地方の農園や古い村に伝わっている妖怪。山の霊。まだ、電気がない頃に電気がない頃に真夜中の草原に出現した小人だという。人間に似た姿の小人で全裸であった。
茶袋(ちゃぶくろ)・・・高知県幡多郡奥内村の下がる怪。薄気味悪い道で、茶袋が下がったといい、これにあたると様々に病気になってしまうといわれる。
チャム・・・チベット密教(ラマ教)の打鬼行事。儀礼舞踊。
チャロナラン・・・calonarang チャロンアラン。バリ島の伝説の魔女。この寡婦は弟子を使って国に悪病流行らせる。
チャロンアラン・・・calonarang チャロナラン。バリ島の劇の1つ。クディリ王朝のアイルランガ王伝説。魔女「チャロナラン」が疫病を国に流行させる部分がある。
茶碗児(ちゃわんちご)・・・奈良県興福寺光林院に現れた異形の妖怪。寺宝の茶碗を割った罪を着せられた「菊丸」という稚児が、その事を怨みながら自害した。菊丸は、頭に茶碗を乗せた裸形の妖怪となり、院主や本当の犯人を取り殺したという。
チャンダ・バイラヴァ・・・チベットでの「シヴァ」神の化身「バイラヴァ」の1つ。
チャンプ・・・UMA。アメリカとカナダにまたがるシャンプレーン湖に棲むといわれる。「ネッシー」の様なものであろうか?
茶ん袋(ちゃんぶくろ)・・・和歌山県の印南川沿いの地方で伝わる怪異。滝ノ口の橋免橋をある男が渡っていると、川の中で大きく膨れ上がった茶ん袋が浮いたり沈んだりしていた。
宙狐(ちゅうこ)・・・岡山県備前地方に出現する怪火。「狐」が空中で火を灯すという考えからこう呼ばれるようになったとされる。
中狐(ちゅうこ)・・・岡山県備前地方に出現する怪火。「狐」が空中で火を灯すというもので、「天狐(てんこ)」「中狐」と分けられた。
チューザイモン・・・島根県邑智郡吾郷地方でいう蛇神。岩穴に棲むという。「蛇五衛門」などと近いものか?
チュウトラミンチクウ・・・奄美大島徳之島の阿山堂山に伝わる梟の妖怪。
チュエン・・・マヤの暦に使われていた二十日の日に付けられた英雄か神の名前の一つ。
チュギ・ゲップ・・・チベットの鬼神。チベットの舞踊劇「チャム」には5つの髑髏を頂く恐ろしい仮面が使われる。
チュスイン・・・ブータンの海の魔物。
チュパカブラ・・・プエルトリコを騒がせているUMA。動物、稀に人間の血を吸うという。
チュパック・・・cupak インドネシアの舞踊芸能の1つ。
チュポット・・・ジャワの仮面劇「ワヤン・トペン」に登場する痘痕のある下僕。
チュホン・・・百の蛇の頭を持つギリシアの怪物。様々な怪物の父。
チュルルック・・・バリの魔物。魔女「ランダ」の手下。ひょうきんな性格だという。
チョウ・・・インドの仮面舞踊劇の一種。地域によって異なる「チョウ」がある。神の再生を信じ、使った仮面はシーズン毎に焼いてしまうという地域もある。
チョウ〜セライケラ・・・インドのビハール洲シンブーム県セライケラで行われる仮面舞踊。セライケラ王室の芸能。
チョウ〜プルリア・・・東インド西ベンガル州のプルリアの仮面舞踊劇。農民達の娯楽の1つ。「セライケラのチョウ」のように王室で伝えられたものとは違う。
チョウ〜マユールバンジ・・・インドのオリッサ洲マユールバンジ(現在のバリーパダ県)の「チョウ」。国立音楽舞踊芸術院が継承を続けさせている舞踊。
チョウカフッシュの怪・・・鹿児島県大島郡のチョウカフッシュという山に、歩く者の後をついてくる正体不明の存在の話がある。
長吉狸(ちょうきちだぬき)・・・徳島県美馬郡一字村佐古に棲む狸。悪戯をした子供に憑いたという。
吊死鬼(ちょうしき)・・・中国の首吊り自殺をした者の「鬼(き)」である。非情に恐ろしい姿をしているという。
跳尸術(ちょうしじゅつ)・・・道教の術で、動く死体の僵尸(きょうし)を作る術。
鳥獣女・・・この妖魔は4つの顔を持っており、体は「オウム」のようで、手足だけが人間の物である。4つの顔は一つの頭に付いていて、首が回り、いろいろな面を見せる。ある時は、若い美女であり、鬼のようであり、醜い老婆であり、一つ目である。この妖魔は牛人妖怪を守る為の存在であるが、いつの間にか役目を忘れて、暴れ回っている。中岡俊哉氏の著書に見られる。
長嘯(ちょうしょう)・・・古代中国の音楽で、歌詞などはなく、口で音を発する。
鳥人・・・昔、アルゼンチン、ラプラタ川の河口の辺りの、人気のない草原にに棲んでいる巨大な怪物。直立する鳥のような姿であったという。
超心理学・・・超能力を科学的に調査する学問体系。
長生法(ちょうせいほう)・・・不老不死を目的とした修行法。
チョーチンウマツ・・・提灯の火。鹿児島県大島郡のオデモリヤマという山で死んだ娘の死霊がこの火を灯すという。
提灯お化け・・・提灯が口を開いて舌を出したりと、化け物化したもの。恐怖心の生み出した産物かもしれない。
張道陵(ちょうどうりょう)・・・道教の源流である「五斗米道」の開祖。
蝶の怪・・・正式名称はない。『稲生物怪録絵巻』に登場するもので、一匹のー蝶が突然無数の蝶に変じる。
チョー・・・インドの西ベンガル州南部メディニプル県ジャルグラム村の伝統芸能。「チョウ」とは違うものらしいが関係があるものらしい。
チョ=チョ人・・・クトゥルー神話。ミャンマー(ビルマ)奥地のスン高原に巣食う邪悪な矮人族。
チョパ・・・未記載。
猪婆龍(ちょばりゅう)・・・中国の怪物で、鰐の事だと思われる生物。
チョンプーパーン・・・タイの神。
チラムバラム・・・マヤの予言者。
チリ・・・バリ島の女の精霊。名前の意味は「小さい」「かわいい」。大きな頭、もしくはかぶり物をしていて、耳にはリング状のピアスかイヤリングを付けている。
ちろんちろん狸・・・香川県箕浦にある「ちろんちろん」と呼ばれていた滝に棲んでいたという狸。
ちんちゅう狸・・・伊予(愛媛県)小松藩の菩提寺に円覚山仏心寺の境内に棲んでいたという化け狸。
ちんちゅう堂・・・伊予(愛媛県)小松藩の菩提寺に円覚山仏心寺にあったという、「ちんちゅう狸」という狸の為に建てられたもの。
チンチラ・・・リスのような生物。体長30センチ。
『ちん・ちん・こばかま』・・・小泉八雲が書いた物語。無数の小人に化けた楊子が女をノイローゼにしてしまう。「ちん・ちん・こばかま、夜もふけそうろう、おしずまれ、ひめぎみ、や、とんとん」と歌い踊る。