お・オ

 

笈(おい)・・・負い(おい)からきた名前で、修験者(しゅげんじゃ)、山伏、行脚僧(あんぎゃそう)などが、仏具、衣類などを入れて背負う脚と開き戸の付いた籠(かご)の箱。

オイエレット・・・修道士などの誓いを破らせる為に誘惑する悪霊。

お神母様(おいげさま)・・・高知県長岡郡長岡村陣山にある神社。お詣りすれば出物腫物、眼病が治るという。

オイダシメシ・・・小豆飯。香川県綾歌郡綾上町では怪猫にこれを食べさせると、2本足で立って出ていくという。

追月様(おいつきさま)・・・岡山県の境内末社の神。狼と兎を合わせたような姿だという。

御斎様(おいつきさま)・・・岡山県の境内末社の神。追月様とも書く。

笈の化け物・・・笈(おい)とは、負い(おい)からきた名前で、修験者(しゅげんじゃ)、山伏、行脚僧(あんぎゃそう)などが、仏具、衣類などを入れて背負う脚と開き戸の付いた籠(かご)の箱。この妖怪はそれが化けたものである。

追剥ぎ松・・・群馬県勢多郡小出を通る旧道に松の並木がある。そこでは塩原多助が継母から逃れ江戸に行く途中追剥ぎにあったという。

お岩・・・幽霊の中でも一番有名で、現代でもその祟りを恐れられている方。呼び捨ては御法度だが、ここでは様々な呼び名も紹介せねばならないので、「お岩様」も理解していただきたい。

お岩様・・・怪談で最も有名な幽霊。決して呼び捨てはいけない。様ぐらいの方が良いだろう。有名な話、「東海道四谷怪談」は、多くの映画になっている。

お岩さん・・・幽霊の中でも一番有名で、諸説も多い。決して呼び捨てはいけない。せめて「さん」づけぐらいでもしないと。

『お岩の亡霊』・・・大映でつくられた怪談映画。森一生/監督 稲野和子/主演。

オヴィンニク・・・スラプ圏内の穀物倉に棲む黒い猫の姿の精霊。性格は悪く、倉庫に放火したりする。

オウエ鳥・・・島根の怪鳥で、負われる負われると嬰児のような声でなく。

オウガー・・・卜占官。易者。占い師。古代ローマで鳥の動きを見て、公事の吉凶を占った神官の事。

黄金銃・・・『007 黄金銃をもつ男』に出てくる、殺し屋スカラマンガのカスタムガン。その名の通り純金製。分解すると、万年筆、ライター、煙草ケース、カフスボタンになる。

黄金の兜・・・「ルドラ」を父とする暴風雨の神「マルト」の持つ兜。

黄金の鹿・・・インドの悪鬼・羅刹の王「ラーヴァナ」の伯父「マーリーチャ」の変身した動物。

黄金の戦車・・・3頭の鹿がひく黄金の戦車だという。「インドラ」の従者として活躍する事が多いという。

黄金の胎児・・・インド神話の造物主「プラジャーパティ」の一つ。世界の生みの親であるという。

黄金の太刀・・・俵藤太(たわらのとうた)、本名・藤原秀郷(ふじわらひでさと)が手に入れた宝物。蛇に化けた竜宮の王の頼みで百足を退治しもらった武器。

黄金の髑髏・・・アフリカ西部の老婆の姿の妖怪「金幽鬼(きんゆうき)」が右手に持っているといわれる謎の髑髏。これは、作り物なのか、それとも誰かの人骨なのか?眼孔から黄金の光を発し、浴びた人間を発狂させるという。中岡俊哉氏の創作か?

黄金の胸当て・・・「ルドラ」を父とする暴風雨の神「マルト」の持つ防具。

黄金の鎧・・・「俵藤太(たわらのとうた)」、本名は藤原秀郷(ふじわらひでさと)が大百足を倒し、龍宮の蛇神からもらったもの。

応声虫(おうせいちゅう)・・・腹の中にいる虫であり、外からの声に応えるという。

苧うに(おうに)・・・鳥山石燕の絵に見られる妖怪。「苧(お)」とは、「麻」の古名であり、また、麻やカラムシの繊維を紡いだ糸の事である。

オウネシフォラス・・・クトゥルー神話。「オーベッド・マーシュ」と魚人の間にできた子供。一家の長男である。

逢魔が刻(おうまがとき)・・・たそがれどき。

オウルマン・・・イギリス南西部で確認されている鳥人。

大鮑(おおあわび)・・・上総の国(かずさ、現在の千葉県)の波花村に伝わる。この村の神はアワビであり、傘を広げたように大きく、石一つ投げても大嵐を起こす。

大石・・・群馬県勢多郡田島の石。

『大石平六夢物語(おおいしへいろくゆめものがたり)』・・・狐が人をだまして丸坊主にするという噂をきいた薩摩の侍が、そいつを退治しようといって次々と出現する妖怪と戦うという話。

大岩様・・・高知県土佐郡土佐山村菖蒲の蓬原に、長岡郡上倉村に通じる坂道があり、その近辺に大きな岩が祀られた祠がある。

大江丸狸・・・愛媛県新居浜の大江にいたという化け狸。

オーガ・・・昔、メキシコの海に棲む、魚のような姿の。水中にいる時は、「カメレオン」のように様々な色に変化する。

大影の鬼・・・高知県長岡郡の黒磯山頂上近辺にある大影という所に鬼が棲んでいたという。

オーガスト・ダーレス・・・1930年代から50年代にかけてアメリカで恐怖小説家として活躍したアメリカ人。ラヴクラフトに心酔し、彼の書き残している神の名前や、未知なる土地、魔道書などの名前を使って神話体系を作り上げた。

狼・・・西洋では、狼や「人狼」に噛まれると、噛まれた人間も「人狼」になってしまうという呪いがあるという。これは狂犬病の事だと思われる。

狼男・・・普段は普通の人間だが、満月の晩になると、手や顔に毛が生え狼に変身する獣人。「ライカンスロープ」の一種。または、「憑き物」に憑かれた者だともいう。

『狼狂、あるいは人間から狼への変身に関する論考』・・・アンジュー地方の貴族、ボーヴォワ・ド・ショーヴァンクールが1599年に出した本。

『狼狂に対する対話』・・・ラヴァルの小修道院長クロードが1500年代に出した本。「ルー・ガルー」や「リカントロピー」の関連の事が書かれている。

狼人・・・佐藤有文氏の『妖怪大全科』に紹介される西洋の妖怪。「狼男」との違いは、頭だけ狼で、体は人間なのだという。妖怪の魔力を持つ「銀狼」からこのような姿に変えられたという。

狼人間・・・狼に変身する人間。

狼の毛皮・・・「狼男」が人間の姿から、自分の意志で狼人間になる時に用いる道具。

大煙管(おおぎせる)・・・徳島県三好郡三庄村大字毛田村の吉野海岸の岩蔭にいる狸。付近の岩蔭で臨時に停泊していると、夜中に来て「煙草をくれ」といって「大煙管」が出現する。

五広大(オークワンデ)・・・韓国の仮面劇。

大古味様(おおこみさま)・・・高知県高岡郡東津野村大古味にある祠で、津野山郷の豪族である津野氏の家臣、大古味大夫という人物を神として祀ったもの。

オーソン・・・ジョージ・アダムスキーが1952年の11月20日、アリゾナ州モハーベ砂漠に「葉巻型宇宙船」が突然飛来し、飛行機の追跡を受けて消えてしまった。だが、アダムスキーが宇宙船が消えた真下の地点へ行くと、突然、宇宙船が着陸。中から一人の男が現われて、テレパシーと手招きで会話をしたという。これがこのオーソンであるという。

オーチガミ・・・大内神。高知県土佐郡土佐山村高川の雜林で、この中の一区域は祟る。

オートマグ44・・・44マグナムという大きい銃弾を撃てる銃。

オードリー・・・女性の名前として使用される名称。近年の植物の怪物にも同名が名付けられた。

大ナナミ・・・岩手県釜石市の行事。小正月の晩に恐ろしい姿に仮装した者が家々を回る。

大沼の主・・・群馬県勢多郡赤城大洞の「大沼」の主。二千年生きた緋鯉。

大猫・・・猫とは名ばかりの、虎やライオン達を示す事もある。

大野廻り・・・高知県高岡郡檮原村四万川の国境にある大野ガ原の上の、「小松ガ池」という池に棲んでいたという大蛇。

大鼻の悪魔・・・名前があったけど忘れた・・・未記載。

オープス・・・ギリシャ語で「目」。

大御堂の鐘・・・群馬県勢多郡講呂木にある「大御堂」の鐘。池の底で鳴る。

オガミムシ・・・「蟷螂」の事。《群馬県勢多郡》鎌を構えている姿が拝んでいるように見えるからか。

オガミヤ・・・「祈祷師」の事。《群馬県勢多郡》「拝み屋」だろう。

おかめ石・・・群馬県勢多郡分郷八崎にあるおかめに似た石。

お軽狸・・・愛媛県の切川という場所に棲んでいたという牝の化け狸。

お菊・・・群馬県勢多郡原野卿の金山城のいた腰元の女。侍と不義をしたために手討ちとなってしまった。その祟りで高山家では菊をつくる事はできないという。

おきく狸・・・愛媛県の多聞院に住み込んでいたという牝の化け狸。

お菊狸・・・愛媛県に伝わる化け狸。

お菊人形・・・北海道空知(そらち)郡栗沢町の万年寺にある人形。持ち主の菊子ちゃんの死後から、髪の毛が伸び始めたという。

お吉ヶ淵(おきちがふち)・・・静岡県伊豆半島南端にある怪奇スポット。「唐人お吉」と呼ばれた。斉藤きちが身投げした場所。今でもその霊が現れるという。

オギャアナキ・・・徳島県三好郡祖谷山地方の妖怪。夜道で赤子のような鳴き声を発する。

オク・・・マヤの暦に使われていた二十日の日に付けられた英雄か神の名前の一つ。

おくす・・・高知県高岡郡波介村字西本村(現在の高岡町)に伝わる、蛇の体となってしまったという美女。

お楠狸(おくすだぬき)・・・愛媛県宇摩郡八日市塩屋村の一宮神社の楠に棲んでいたという狸。

お樟狸(おくすだぬき)・・・愛媛県新居郡氷見、石岡の孟宗薮に棲んでいたという化け狸。

おくすの池・・・高知県高岡郡波介村字西本村(現在の高岡町)にある池。大蛇伝説有り。

送り犬・・・兵庫県や香川などに伝わる山の妖怪。命を狙うが、こちらが油断さえしなければ逆に守ってもらえる。

送り狼・・・山道を歩いている時について来る狼。山の他の害獣から守ってくれる存在。礼を欠くといけないので、無事に送ってもらった際には食べ物(塩、小豆飯)や片方の草履を与えれば帰るとされた。転んだりすれば突然襲いかかってくるともいわれるので、そういう時には慌てず余裕を見せつけてやれば良い。「転んだんじゃないよ。一服してるんだよ」という顔をしていればいいわけである。ところで、人間の中にもこう呼ばれる妖怪(?)がいる。女性が帰宅する時、「送っていく」と言って隙あらば乱暴をしようとする者である。

オグン・・・アフリカの英雄神。火・金属・戦士・酩酊・文化の神。

オケアノス・・・ギリシャ神話の河の神。ティターン族。また、冥界にある大海。

おごさい日・・・三重県志摩郡の祭日。旧暦の6/24、6/25で、この日に七本鮫という妖怪が出るという。

オコジョ・・・食肉目の哺乳類であり、鼬に似る体長25センチ前後の動物。日本では、北海道や本州中部以北の山中に棲息する。長野県や静岡県では山の神の使いとされ、これを捕らえると山の神の怒りに触れるとし恐れた。

御護符・・・俗信。病気になった時、法印に頼んでサカキの葉に梵字を書いてもらい、これを飲んだという。《高知県吾川郡池川町羽生野》

オコンバス様・・・高知県高岡郡別府村沢渡で祀られる神。がまがえるの神。

オサキ・・・人に狐の憑き物の一種。群馬県勢多郡長井小川田の年丸にあった茂木権兵衛という豪農の屋敷があったが、この家では「オサキ」を飼っているという噂がたち、周囲から絶交され、滅亡したという。

おさき狐・・・尾が裂けた狐の憑き物「おさき狐」の起源は、中国の「猫鬼(びょうき)」という「蠱毒(こどく)」の一種であるという。

おさだ狸・・・愛媛県の野田という場所の川原近辺に棲んでいたという化け狸。

おサバイ様・・・日本の田の神の1つ

筬火(おさび)・・・筬の取り合いで池に落ちて死んだ二人の女の火。喧嘩をする二つの怪し火。宮崎県。

おさん狸・・・愛媛県温泉郡久米村高井の里にいた化け狸。

オシッコサマ・・・青森県でいう河童のような妖怪であり、「水虎様」という事らしい。川で人を取るという。

オシトミ様・・・「仏様」の事。《群馬県勢多郡》

おしぶ狸・・・愛媛県丹原の「おしぶ山」ふもとにある「生木地蔵」の楠に棲んでいたという化け狸。

お縞狸(おしまだぬき)・・・愛媛県新居郡氷見町林昌寺の森に棲んでいたという化け狸。

オシュラフン・ティク・・・マヤの十三柱の天空神。

オシュンマレ・・・西アフリカのヨルバ族の信じる「虹蛇」。

和尚魚(おしょううお)・・・『和漢三才図会』に描かれる「海坊主」の一種。スッポンの体に人間の頭を持つ。

オショボ狸・・・愛媛県周桑郡国安村から三芳村に行く途中に松林があり、そこは正法寺の殿堂の裏になっている。そこには女の子に化けるのが得意なこの狸がいたという。

オシリス・・・エジプトの主神。イシスを妻に持つ。冥界の神。

オスイコ様・・・水虎様とも。青森県津軽地方の河童。中国の妖怪・水虎からきた名前である。

お杉狸・・・愛媛県宇摩郡にいたという化け狸。

オスセ・・・ト−ルキンの『シルマリルの物語』に登場する海の精霊。

オスプレイ・・・白サギの羽毛飾り。女性帽、ボンネットに付ける。

お袖・・・愛媛県にあった勝山の森に棲んでいたという化け狸。

お袖狸・・・愛媛県にあった勝山の森に棲んでいたという化け狸。姫の姿で色々な場所へ行き、八股の榎の中に移住した。

おそめ狸・・・愛媛県の下猿田という場所に棲んでいたという化け狸。

恐山・・・青森県にある有名な霊山。「地獄」と「極楽」の相が現れた場所として、特別な信仰を集めている。

おたき狸・・・愛媛県松山の六角堂に棲んでいたという狸。

御龍様・・・未記載。

オックス・・・去勢した雄牛。

オッケオヤシ・・・アイヌの妖怪。家に一人でいると、突然炉の中で「ボワ」という音がする。とたんにあちらこちらで「ボワ」という音がして、部屋中が臭くてたまらなくなる。

オツジ・・・高知県土佐郡土佐山郷津積の山奥にいた妖怪「白猪(しらい)」の尾が埋められた場所。

オッパショ石・・・徳島郊外に出没する。路傍の石が「負ってくれ」と声をかける怪異である。

お艶・・・群馬県勢多郡小出河原にある利根川の「お艶が岩」で化粧をするという幽霊。

お艶が岩・・・群馬県勢多郡小出河原にある怪石。

オディオ・・・イタリア語で「憎しみ」。スペイン語ではオーディオと呼ぶ。

お天狗様・・・群馬県勢多郡深山の金山宮は「お天狗様」といって、高い石段の左右の大木の森で天狗が怪異をなした。木を伐る音をさせたりしたという。

オド・・・北欧の『エルビギア・サガ』に登場する魔女・カルタの息子。

狐松(おとうかまつ)・・・群馬県勢多郡多田五反田にあった老松で、狐が多く住んでいたという。

御殿狸(おとのだぬき)・・・愛媛県の小松城下にあった「杖かけ松」という大松に棲んでいたという化け狸。

オトミ・・・弟忌。妊娠すると、その上の子が病む事をいう。《高知県吾川郡池川町椿山》

お富狸・・・愛媛県小松の高嶋明神の森にある、たたい坂という場所に棲んでいたという化け狸。

お豊(おとよ)・・・鍋島の化け猫が化けた女性の名前。

お豊の方(おとよのかた)・・・鍋島の化け猫が化けた女性の名前。

踊り坂・・・高知県安芸郡にあるという坂。ここは人を化かす狸がいて踊らされたという。

おとん狐・・・立見峠に現れる化け狐。人を化かし頭をツルツルの剥げにしてしまうという。

おなか狸・・・愛媛県の銅山川のほとりの桜に棲んでいたという化け狸。

おなみ狸・・・愛媛県の壬生川、三津屋に棲んでいたという化け狸。

鬼(おに)・・・この「鬼」という単語は中国から伝わったものである。中国における鬼は「き」「クィ」と読み、人間の魂そのものである。死者の魂の地上に残った一部が「鬼」だとされていたので、日本のように必ず「鬼」は悪ではなかった。

鬼石・・・群馬県勢多郡分郷八崎にある鬼の顔に似た石。

オニキスのブローチ・・・クトゥルー神話。R・W・チェンバースの『黄の印』に出てくるもの。恐怖を呼び起こす「黄の印」が象嵌されている物で、持ち主は「黄衣の王」に殺される。

鬼っ子・・・生まれた時に歯がある赤子の事をこう呼んだという。

鬼の石・・・高知県長岡郡の黒磯山頂上近辺にある大影という所にあった2つの石。

鬼の手形石・・・「鬼」が今後悪事を働かないと誓った証に石に押したとされる手形。岩手県盛岡市三ツ石神社に残されている。

鬼の火打ち石・・・高知県長岡郡の国見山の明神ガ嶽に立つ石。

鬼のミイラ・・・愛知県犬山市で所蔵されているものは、身長3.6メートルもの大きな鬼のものだったと考えられている。

鬼火女・・・インドの中部地方で恐れられている妖女。この妖怪は黒光りする顔を持ち、4本の腕を持つという。そして、指先の爪はナイフのようでこれが武器となる。中岡俊哉氏の著書に見られるが、インドの鬼神カーリーの事だろうか?

鬼丸(おにまる)・・・坂上田村麿呂が持っていた名剣。鎌倉時代の説話集『古今著聞集』には、「鈴鹿御前(すずかごぜん)」という鬼女が登場するがこれを斬った刀がこれだという。

オニムシ・・・群馬県勢多郡の方言で「くわがた虫」の総称。

小沼の主・・・未記載。

尾の切れた蛇・・・群馬県勢多郡田口の蚕の神「シヤクシ様」が願をかけた者につけてくれたという神の使い。

オハチスエ・・・「空家の番人」という名前の意味がある。この妖怪は空家に無断で住み込み、魚の皮でできた粗末な衣服をまとう毛むくじゃらの老人の姿だという。

オハチスエの刀・・・この刀の正式名称はない。「空家の番人」という名前の意味がある「オハチスエ」という、アイヌの妖怪が持っている刀。よく切れて、人畜を殺傷するという。

お八狸・・・徳島県美馬郡岩倉村大字岩倉のジョコ谷に出現する狸。やもめ(夫を失った妻)の狸。

お姫狸・・・愛媛県の友浦に現れたという化け狸。

オビモンニュ・・・インドの演劇「チョウ」のプルリアの祭に登場する英雄。

おびんずるさま・・・十六羅漢の筆頭。病を治す存在として祀られる。

オプシス・・・ギリシャ語で「顔」「容貌」。

オペラクローク・・・女性用観劇マント。夜会等にも使用。

オペランナー・・・手術者。

オベロン・・・妖精の王。サー・ジョーゼフ・ノエル・ペイトンの画『オベロンとティターニアの仲直り』では、妖精の美男美女、王と女王である「オベロン」と「ティターニア」が、虫の羽や、蝙蝠の羽を持つ小妖精達に囲まれて、仲直りを祝福されている。ここでの「オベロン」は、頭に蝶の冠を付けた、白人男性の姿をしている。

オボ神・・・産の神。「十二様」の事であるという。《群馬県勢多郡》

お松狸・・・愛媛県の象頭山の梺、明野に棲んでいたという化け狸。

おまん・・・高知県高岡郡の村で語られていたという伝説に登場する、東又村志和の城の城主の娘。蛇になる。

おまん・・・高知県高岡郡の村東又村志和にある「おまんガ淵」に棲んでいたという大蛇。

おまんガ淵・・・高知県高岡郡の村東又村志和にある、大蛇となった娘「おまん」が棲んでいた。

おまん殺しの刀・・・長野県高岡郡の村東又村志和にある「おまんガ淵」に棲んでいたという大蛇「おまん」の苦手としていた名刀。

オミタマサマ・・・群馬県勢多郡で正月に祀る祖霊の事をいう。

オメガ・・・「Ω」は「終わり」を意味する。ギリシア文字の最後に位置する。

親抱き松・・・群馬県勢多郡駒形に某宅にある松。親松は子松に抱き込まれ、すでに枯れてしまっているという。

オラウス・ヴォルミウス・・・クトゥルー神話。「ネクロノミコン」ラテン語版の著者。

オラクルス・・・

オラトリウム・・・礼拝堂を意味する言葉。

オラビ・・・高知県幡多群富山村常六(現在の中村市)の山中で叫ぶ存在。姿は見えないが、辺りの草木の葉が散ってしまう程の凄まじい叫び声を発する。

オラビソウケ・・・『妖怪談義』の「妖怪名彙」に名前が出ている。肥前東松浦郡(現在の長崎県北部、佐賀県北西部)、福岡県八女郡などの山間で起こる怪声。

オラビソウテ・・・『妖怪談義』の「妖怪名彙」に名前が出ている。山間で起こる怪声。八女郡では「山オラビ」と呼ばれる。

オランウータンの霊・・・アメリカのブリュージュで現れたもの。そこで惨殺されたオランウータンの霊であり、突然出現し、一人の人間を絞殺したという。

オリー・・・A・R・モーランの『天国の条件』に登場する魔猫の一匹。

オリヴァー・クロムウェル・・・これは死んだ後に裁判にかけられ、その判決として市中引き回し、吊り晒し、斬首の刑に処された者。彼の首は防腐処理をされた後、コウルという男によってオウルド・ボンド街ミード・コート五番地で公開された。

オリヴィエル・・・貧乏人に残酷な扱いをする堕天使。

オリッシー・・・インドのオリッサ洲の古典舞踊。

オリュブリウス・・・アンティオキアの長官。聖マルガリータを捕らえた。

オルカ・・・イタリア、スペイン、ラテン語で「シャチ」の事。

オルカ・・・岡山県都窪郡地方の妖怪。池や川に出て、「ゴーゴ」と共に現れるというが、詳細は一切不明。

オルダス・ハクスレー・・・イギリスの人物。父は文芸雑誌のチーフ、祖父は生物学者。妻は有名サイコセラピスト、ローラ・ハクスレー。

オルドゲイト駅の幽霊・・・地下鉄メトロポリタン線・環状線のオルドゲイト駅に出る老婆の霊。ある時、線路で作業している電気技師の傍に老婆がいるのを他の者が見た。

オルトロス・・・ヘラクレスの神話に見られる犬の怪物。ギリシャ語で「夜明け」を意味する。

オルニス・・・ギリシャ語で「鳥」という意味。

オルランド卿の知恵・・・オルランドとは叙事詩『狂えるオルロンド』に出てくる人物。瓶詰めのオルランド卿の知恵が月にあり、これがなくなった為に彼は狂気の最中にあった。

オレアノイ・・・中岡俊哉氏の著書に見られるか魔物。カエルのような顔をしている魔物で、その顔には人間のように鬚がある。体は人間のようで、手足には水掻きがある。

オレヤード・・・耳の長い小人。片方の耳が枕代わりになるという。

おろち・・・梅図かずお氏の『おろち』に登場する謎の美少女。歳をとらず、様々な力を持ち、人間を冷静に見つめていく。

『おろち』・・・梅図かずおの恐怖漫画。おろちという謎の美少女が登場し、長い時間の中で人間を見ていく。

オワイオワイ・・・大阪府の方でいう妖怪の児童語である。

オワゾーラール・・・フランス語で「珍鳥」の意味。

負われ坂・・・大阪府南河内郡で起こるとされる坂で起こる怪異。

オンカニャモノ・・・秋田県地方の方でいう妖怪の児童語である。

オンガメ・・・宮城県真幸地方ではカマキリの事であり、「貧乏神」の一種であるという。

オンガラボーシ・・・和歌山県東牟婁郡熊野川町、本宮町で「河童」の事をいう。

オンキ・・・香川県地方の方でいう妖怪の児童語である。

オンコット・・・インドの英雄叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する猿の将軍。

オンコハヂ・・・青森県野辺地地方の妖怪。詳細は不明だが、人に憑くものだという。

オンコロ・・・長野県北安曇郡では「管狐(くだぎつね)」の事をこう呼ぶ。「オコジョ」の事だともいわれ、山の神のお使いだとされる。

オンチ・・・香川県・愛媛県地方の方でいう妖怪の児童語である。

女吸血鬼ラン・・・中国の東北にいたといわれる吸血鬼。中岡俊哉氏の著書で見られる。「ラン」は800年前、王の次女として生まれたが、生まれた時から顔の半分が醜く崩れていた。この為に王に捨てられた彼女はある「祈祷師」に拾われた。この「祈祷師」は実は「吸血鬼」で、その為、「ラン」も「吸血鬼」に育てられた。

女の首の怪・・・高知県の海岸の怪異。元文年中(1736〜1741年)、和田という者が江戸に赴く時、室戸の沖合いで女の首だけが泳ぎ回るのを見たという。

オンニョ・・・広島県地方の方でいう妖怪の児童語である。

オンブレ・ティグレ・・・虎人間の名称。

オンボノヤス・・・福島県田村郡の妖怪・怪物。山の中にいて、霧を吹き掛けるという。

陰陽師・・・陰陽道(おんみょうどう)とは、古代中国の「陰陽五行説」を基にした呪法で、易や道教系民間信仰と結び付き、日本には6世紀ごろ伝来したとされる。天文・暦数・占筮(せんぜい)、相地(共に地の気を観ること)を扱い、吉凶禍福を察して、祭祀や方術を行い災いを避けたり、呪詛や呪殺も行われていた。

陰魔羅鬼(おんもらき)・・・鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』に描かれている妖怪。死に関連する鳥の姿の妖怪。

怨霊・・・激しい恨みを残して死んだ者の霊。怨む相手に祟りを起こす。

 

 

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