
ぬ・ヌ
ヌア・・・ケルト神話の主要神の一柱。
ヌア・アルガトラーブ・・・アルスター神話。「銀の腕のアヌ」ともいわれる神。
ヌエ・・・『平家物語』などに登場する妖怪。虎や狸など様々な動物の体の各部分を持っている。東洋のキメラ。
ヌ・ガァ・クトフン・・・クトゥルー神話。「ノイズ」の発した、よく聞き取れなかった言葉、もしくは名前。
ヌ・カイ・・・クトゥルー神話。光のない暗黒の世界。「ツァトホッグァ」がいる。
ヌカゴ・・・『日本妖怪変化語彙』には「妖怪」とだけ説明がある。
ヌグ・・・ニューギニアの怪物。外見は鰐(わに)に似ていて、脚は「火喰鳥(ひくいどり)」に似ている。奇声を発し、この声を聞くだけで、女・子供なら失神してしまう者もいるという。
ヌシ・・・愛知県尾張地方でいう河童。
ヌシ・・・家に棲む蛇。神奈川県愛甲郡煤ヶ谷村(清川村)では屋根裏に棲む「青大将」をこう呼び、家の守神であるとされる。
ぬっぺっぽう・・・江戸時代の妖怪絵巻物や、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に書かれる妖怪。ぶよぶよとした大きな頭部に手足があり、その肉の垂れ下がった皺が目鼻口に見える。大石平六の描くこの妖怪は、西瓜に顔を書いて手足を生やしたような姿である。
ぬつほり坊主・・・「蕪村妖怪絵巻」に描かれる妖怪。京都のかたびらが辻に現れた、尻に目のある妖怪。のっぺらぼうの類い。
ヌニクムチギ・・・韓国の地の霊。
ヌラゲ・・・イタリアのサルデーニャにある古代遺跡。石を積み上げた巨大要塞。ここには優しい妖精がいる。
ぬらりひょん・・・江戸時代の妖怪絵巻物や絵双六などに、頭が異様に大きく描かれている妖怪。「のっぺら坊」の一種であるともいわれる。ぬらりひょんは、『広辞苑』では「滑瓢」と書かれ、ぬらりくらりとして捕らえ所のないという意味があり、そういった怪しい人物に使われたようである。
ぬらりひょん・・・浮世草紙『好色敗毒散』には、顔のない鯰のような化け物が描かれ、「その形ぬらりひょんとして、たとえば鯰に目口もないようなるもの、あれこそ嘘の精なれ」と書かれる。「海坊主」の一種。
塗り壁・・・福岡県遠賀郡(おんが)の海岸地方に伝わる妖怪。夜道を歩いていると突然道に壁が出現し、どこへも行けなくなってしまう。
ヌリシンハ・・・インドの主神「ヴィシュヌ」の化身の1つ。獅子の頭の人間。
ヌリッチャ・・・nr(下に・)tya ネパールの首都カトマンズで鬼に扮装したものが踊り歩く「ナーチ」のサンスクリット語名。
塗坊・・・柳田國男が「塗壁(ぬりかべ)」とよく似た化け物としているもの。長崎県壱岐地方に出現する妖怪。
濡れ女・・・佐賀県に伝わる蛇体の女の妖怪である。
濡れ女の赤子・・・抱いた人間に吸い付くとされ、これも妖怪の一種と考えられる。漫画『ゲゲゲの鬼太郎』では、こちらが本体だとされた。