
く・ク
グ・・・西アフリカに伝わる天空の鍛冶屋。
グアッツォ・・・イタリアの修道士。『悪魔概論』の著者。
グアナコ・・・ラクダ科の哺乳類で、南米ペルーからアルゼンチンにかけて分布している。草食性でラクダに酷似する。
クアラウ・ヤラ・・・パラグアイの妖怪。子供のインディオのような顔をしている黒い小人。
クイ・・・ベトナム全土で知られている悪霊。病気や不幸などは全てこの「クイ」によってもたらされ、人が死ぬのも「クイ」が魂を持っていってしまうからだという。
鬼(グイ)・・・中国で霊の事。
首切り牛(くいきりうし)・・・鹿児島県徳之島の妖怪。阿布木名の白牛の坂に現れる、首の切れた牛の怪。
クインサン・・・「狗賓さん(ぐひんさん)」の事。奈良県大和地方でいう「天狗」。
クインズ・ライト・・・オーストラリアの森林地帯に見られる霊現象。大きな鳥ぐらいの大きさの燐光という姿で現れ、幾度も輪を描いて消えていく。
クィンムン・・・鹿児島県奄美大島の妖怪。「ケンムン」の事。
クィンムンウマツ・・・奄美大島で漁している時などに見られた怪火。
グヴァチネス・・・ペルーの神話に出てくる「真黒きもの」。光を知らぬもの。
クウォト・・・スーダンに住むヌエル人の偉大な霊。
空鬼(くうき)・・・クトゥルー神話。宇宙の空間の渦巻きの中に棲むという醜く歪んだ怪物。
空気の精・・・シルフ。四大元素の風の精。
空行母・・・インドの人喰い鬼女「ダーキニー」。
クウケェシュキ・・・アイヌのユカラ(神謡)に登場する、肩の上に目のあるという妖怪。
クウケエパロ・・・アイヌのユカラ(神謡)に登場する、肩の上に口のあるという妖怪。
クウケェパロ・・・アイヌの妖怪。サンダーやカラプトにいる土塁の陰に穴を掘って、ユカラの英雄神「ポンヤウンペ」相手に、「ウルぺッシユキ」「クウケェシュキ」と共に戦った。
クー・シー・・・スコットランド高地地方に伝わる妖精の犬。人間や人間界でいう犬にとっては恐れられる存在。妖精番犬。妖精の乗り物としても使われる。
クーシポス・・・ギリシャ語で「剣」という意味。
偶数・・・二分していくと何も残らない事から、邪悪な数字とされている。受け身・女性・悪・左を表す。
空中ドラゴン・・・佐藤有文氏の著書にみられるドラゴン。
クートルー・・・クトゥルー神話。クトゥルーの別称。四元では水属性で、占星術では天蝎宮の姿であらわされる。天蝎宮は古代アッカド人に「ギルタブ」として知られる。
グーファス鳥・・・アメリカのきこりの伝説。逆さまに巣を作り、後ろに飛び、どこにいたかという事だけに感心があって、これからどこへ行くかはまるで頓着しない。
グーファスバード・・・アメリカのウィスコンシンやミネソタ州の木こり達の飯場の作り話に登場する存在が信じられていない動物。
グーファング・・・魚の一種で、水を見ないように後ろに泳ぐというが、どういう事か?水の中ならどんな向きでも見てしまうものではないだろうか?
クー・フリン・・・アルスター神話の英雄。捩じれ痙攣によって変型し、敵味方の見境がなくなる。
グール・・・人間の屍を喰うアンデッド。墓地の土中に棲み、人のいない夜に現れて、人間の死体を食べる。クトゥルー神話にも『地の底深く(Far Below)』『ピックマンのモデル』『墳墓の末裔(The Nameless Offscpring)』などに登場する。
クーレマン・・・ドイツ北部地方の地下に棲む小人「ウンターイルディッシュ」の一人。
クーンラート・・・ドイツの錬金術的神秘主義を信条とする医師。パラケルススの医化学を信奉していた。
クエーロ・・・チリの魔物。川や沼に棲んでいる風呂敷のような妖怪で、知らずに「クエーロ」の上を通る人や動物を捕らえて食べる。風呂敷のような身体はひだになっているので、そのひだの間に獲物をはさんで食べる。
グェスティア・・・スペインで最も古い文献で見られる怪異。13世紀の叙事詩にも登場している。真夜中に墓場から白衣を身に付けた姿で現れる死者の行列。
グェル・・・この悪魔は、哲学から植物の薬汁のことまで知り尽くしている。また、彼は地獄から人間に馴染みのある様々な精霊を送り昔から親しまれているが、自分は地獄にいるだけで、地上に出ることは一切ないという。
クエレブレ・・・翼のある竜で、森や洞窟、地底に通じる泉などを住処とし、人間や家畜を襲い吸血行為をするというスペインのドラゴン。堅い鱗を持ち、これは弾丸さえも通さない。
クエロ・・・イタリア・スペイン語で革の事を「クエロ Cuero」と呼ぶ。
『久遠の知恵の大講堂』・・・1600年にハノーファで印刷された書。クレメンス著。暗示的図版が多数掲載されている。
釘抜きさん・・・京都にある「釘抜地蔵(くぎぬきじぞう)」の愛称。
釘抜地蔵・・・苦しみを釘抜きで抜くように抜いてくれるという。石に、「ありがたや 苦ぬき地蔵の みあかりを 絶やすまいぞへ のちのみ世まで」と彫ってある。
釘抜地蔵尊・・・石像寺においてある地蔵。石像寺は、弘仁十年(819)に「弘法大師」が開創したとされる寺。
ググ・・・クトゥルー神話。古ぶるしいトロクの高嶺の下で「旧支配者」たちを賛美する。
ククヌスクシン・・・「九底神」。沖縄県の龍宮の神の一柱。
ククルカン・・・マヤ。「羽毛の蛇の神」
ククロ・・・ギリシャ語で「人形」の事。
グサーノ・・・強壮剤になるといわれているいも虫。竜舌蘭に寄生する。
クサイ・・・青森県でいう「狸」の事。
くさい憑き・・・青森県・岩手県では、「狸」の事を「クサイ」と呼ぶ。これはつまり「狸憑き」の事である。
クサビラ・・・奈良県吉野郡上北山地方の「山童」の一種。
グザファン・・・地獄の火が消えないように番をする低級悪魔。
愚者の火・・・墓地、沼地などで見られる気味の悪い光。
グズ・・・石川県加賀市動橋町に伝わっている妖獣・怪獣。巨大な鰍(かじか=カジカ科の魚)で、毎年秋になると(魚辺に秋というのもうなずける)人身御供を要求したという。
クズ崎の淵の地蔵・・・未記載。
ぐず盛り・・・青森県南津軽郡田舎館村の怪異。堂野前の墓地にあった高さ3メートルの土盛りの事で、夜中に側を通る「ぐずぐず」と声がする。
クズワネ・・・アフリカのルヴェドゥ人の創造神。
ぐぜ船・・・福島県の船幽霊の一種。
糞かけばばあ・・・都市伝説。深夜2時、三番目のトイレに入ると、この妖婆がいて、大便を頭からかけられるという。
管狐・・・憑き物の一種。現在では「オコジョ」の別名にもなっている。
クタヘ・・・病気流行の予言をし、自分の姿を見れば病気を避けられると言った人面獣。越中で発見されたという。
クタベ・・・富山県越中立山に現れた妖怪。姿を見た者を難病から救うといい、予言もしたという。
件(くだん)・・・人面牛。予言をする。自分の絵を家の壁にはれば災いを避けられる、と言った3日後に死んだ。
グタン・・・クトゥルー神話。邪神「ガタノトーア」の別称。
クタン・タ・・・クトゥルー神話。邪神「ガタノトーア」の別称。
グ・タンタ・・・クトゥルー神話。邪神「ガタノトーア」の別称。
クタン=タア・・・クトゥルー神話。邪神「ガタノトーア」の別称。
口裂け女・・・都市伝説。格好は、白いコート(レインコート)、大きなマスク、ロングヘア−(目元までかくれているとも)、赤いパンタロン、また赤い頭巾を付けているという所もあり、東京では黒いベールを被っている。他に、徳島では赤いスポーツカーに乗って追ってくるという。夜道で出会うと「私、きれい?」と聞いてくる。「きれいです」というと、マスクを取って「これでもきれい?」と大きく醜く裂けた口を見せる。もしここで「ブス」などと言ってしまうと、マスクを取り、隠していた大きな草刈り鎌を出し走って追いかけてくる。
くちなご・・・香川県綾歌郡で蛇の事。
クチナワ・・・蛇の事。
クチナワ・・・高知県でいう蛇の憑き物「トウビョウ」の事。
蛇田(くちなわだ)・・・高知県幡多軍山奈村芳奈(現在の宿毛市)にある妙本寺の前の田。妖怪刀の捨てられた所。
口の代わりに二つの小さな穴しかない人間・・・この人種は口がない代わりに、その代わりをするものなのか、二つの穴が並んでいる。
クチヒゲ・・・高知県吾川郡池川町椿山での山詞。山で猫の事を呼ぶのは忌むのでこう呼んだ。
クチプディ・・・南インドのアーンドラ・プラデーシュの古典舞踊劇。
クック・・・変人、狂人の事。
靴食い男・・・中国で伝わる。この妖怪は変わった事をする妖怪で、人間の履いている布靴を奪い取りそれを食べてしまうのである。そして、なぜかこの靴からは真っ赤な血が滴ったという。
クッシー・・・北海道の阿寒(あかん)国立公園内にある屈斜路湖に棲むといわれる「ネッシー」に似た生物。体長は10〜15メートルといわれている。
クトゥグァ・・・クトゥルー神話。火の属性の超絶的存在。炎の塊の姿の神。
クトゥルー・・・このHPのハンドルネームにも使われている、クトゥルー神話の主要神。しかし、神としての力は最高位ではない。1920年代に、アメリカのH.Pラヴクラフトが独自に作り上げたクトゥルー神話体系にに登場する海底に棲む神。太古の地球に星界から到来した偉大なる存在。「深きものども」の支配者で、夢の伝授者。
クトゥルースポーン・・・クトゥルー神話。クトゥルーの落とし子。落とし子はゼラチンめいた緑色をしていて、その姿は2種類あるという。その一つは、蛸(たこ)のような形態をしたもので、もう一つは、「ドラゴン」のような翼と、かぎ爪を持っていて、顔が鬚のような触手で覆われている太った怪物である。
クトゥルーの落とし子・・・クトゥルー神話。クトゥルースポーン。彼等の繁殖方法は未だ不明で、ルルイエにいる落とし子達全員は、有糸分裂によって、すべて、一匹の「クトゥルー」から生まれたものと推測できる。
クトゥルフ・・・クトゥルー神話の邪神。頭部は蛸(タコ)に似ていて、顔面には無数の触腕が生え、胴体はゴム状で鱗に覆われ、手足に巨大な鉤爪、背中に細長い翼を有する。
クトーニアン・・・クトゥルー神話。地球の地表深くに棲む巨大芋虫型生物。複数で地震を起こす事もできる。
クドック・・・kedok インドネシアで「仮面」を指す語。
苦抜地蔵(くぬきじぞう)・・・京都にある「釘抜地蔵(くぎぬきじぞう)」の旧名。
くね揺すり・・・秋田県の妖怪。「くね」というのは、生垣の方言である。この妖怪はこの「くね」をひどく揺するという。
グハ・・・ニューギニアの奥地に住む民族グループ・ワヘイの間で伝わる妖怪。
首男・・・自分の首を自由に取り外しのできる妖怪。休んでいる時には首に見張りをさせたりする。中岡俊哉氏の著書に見られる。
クビキラウシ・・・鹿児島県大島郡の赤尾木から根原に上る道の近辺に出た怪。首のない牛の妖怪。
クビキラウマ・・・鹿児島県大島郡龍郷町に伝わる、首のない馬の妖怪の呼称の一つ。
クビキラウワー・・・鹿児島県大島郡龍郷コバマに現れた豚の魔物。
クビキラワ・・・鹿児島県大島郡の赤尾木から根原に上る道の近辺に出た怪。首のない豚の妖怪。
クビキリウワ・・・「首切り豚」。奄美大島徳之島の夜道に出る妖怪。
クビキリャウマ・・・鹿児島県大島郡龍郷町に伝わる、首のない馬の妖怪の呼称の一つ。
クビキリャウワ・・・鹿児島県大島郡龍郷町のトネンジョの辺りに出没した頭のない豚の魔物。
クビキリャマ・・・鹿児島県大島郡龍郷町に伝わる妖怪。大きなコモリに出る。
クビキリャヤギ・・・鹿児島県大島郡龍郷町に伝わる妖怪。
首切れ馬・・・福井・伊豆八丈島・壱岐・四国などに伝わる妖怪。姿も様々だが、首だけの馬などが多い。
首吊り神さん・・・香川県綾上町の妖怪。縄をぶら下げて首を入れてニコニコと笑む。
首吊り気球・・・伊藤潤二氏の作品に登場する、正体不明の生命体。自分と同じ顔をした首から、ワイヤーの首吊り縄をぶら下げた物体が日本中に飛来した。
首吊り狸・・・化かして首を吊らせる狸の怪。
首吊り入道・・・夕刻の暗い時間に、ある家の土蔵の側の生け垣に大きなものがぶらりとぶら下がった。通行人は、背丈の大きな入道坊主が首を吊っているのを見たという。
首長幽霊・・・沖縄県国頭地方の幽霊。
首なし悪魔・・・「黒い馬」に乗って、「鼻から真っ赤な炎を吐く犬」(「鼻から火を吹く犬」を参照)を連れている魔物。屋根から屋根に飛び回り、首のない姿で夜の獲物を探す。
首なし馬・・・これに出会った者によると、馬の鈴がじゃんじゃんと聞こえてきたので、「夜行さん」だと思い、草履をぬぎ、頭の上に乗せて道に伏していたが、それが前を通り過ぎる時にそっと見てみると、「首なし馬」であったとか、「首切れ馬」に追いかけられ背中を喰いつかれたが、運良く綿入れの厚い着物を着ていたので無傷だったという話がある。
首無し白馬に乗る者・・・高知県高岡郡尾川村(現在の佐川町)の怪異。公卿風の者で、首の無い白馬に乗っていた。
首無し武者・・・福井県福井市に出る。これを見れば死ぬ。
首のない彫刻・・・伊藤潤二氏の作品に登場する。美術教員「岡部」は古典の溜に大忙しだった。彼の作品は首のない珍しいもので、無限の可能性を意識して作ったものだった。翌朝、岡部の首なし死体が発見された。
首鞠・・・京から佐渡へ公家が流されてきて、鞠で遊び始めたがそれは生首であった。
ぐひん・・・天狗の事。
狗賓さん(ぐひんさん)・・・「天狗」の別称の一つ。
ぐびん・・・天狗の事。
熊(くま)・・・北海道では、人間を襲うような悪い熊の事を「チチケウ」という場合もあるという。『コタン生物記』には、痩せて毛がなく、耳の間だけ毛のある熊の事を「チチケウ」と呼ぶとある。
クマーリー・・・kuma(-)ri(-) 「ナヴァドゥルガー」の9神の1つ。
クマール・・・ネパールの神。「シヴァ」の息子。
熊野権現の火・・・高知県高岡郡上ノ加江町の回漕屋の船が土佐沖で暴風雨にあった時の怪異。船が方向を見失って絶望的になった時、遠方の海上でぼうっと光るものが現れた。
熊野杉・・・群馬県勢多郡下真壁にあったという杉。祟る。
クマリ・・・ネパールの生き神。処女神。宗教的に見たら国王よりも高位の存在。
蜘蛛・・・「蜘蛛」は人間の魂を食べて、その魔力を高めるという。
蜘蛛男・・・昔、九州に、首だけが人間で、体は全長1。4、50もある大きな「蜘蛛男」がいたという。その蜘蛛の体は、足も腹も背も真っ赤な色をしており、真っ赤な長い毛がびっしりと生えていた。そして、吐き出す糸は針金のように硬かった。
雲男・・・メキシコで恐れられた巨人。雲をつくような大巨人で、滅多に顔を見れる事はなかったという。
蜘蛛妖怪・・・映画『蜘蛛巣城』では有名。白髪の老婆の姿だといわれる。
クラーカッシュ・トン・・・クトゥルー神話。
クラーケン・・・伝説乗り海の巨大な存在。
グライアイ・・・ギリシアの3人1組の魔女。
クライン・・・法律学教授。サタンと魔女の肉体関係の専門家。
クラウン・・・「道化師」「ピエロ」。
鞍掛猫(クラカケミヤ)・・・奄美群島の沖永良部島で、夜中に鳴く猫をこう呼び非常に恐れる。
グラギイ・・・ギリシア神話に登場する魔物。名前の意味は、「老婆たち」。ギリシャの一部では、これを祀っている場所もあるという。生まれた時から、老婆の姿をした3人姉妹。
グラコース・・・海の安全を祈る為に、昔は海に女性を投げ入れたという。この生贄に答えるように「グラコース」は現れたという。
グラシアラボラス・・・ソロモンの72の悪魔の一人。殺人をそそのかす。
グラシャラボラス・・・人間に殺人をそそのかす悪魔。
グラスホッパー・・・英語で「キリギリス」の事。
グラスホフ・・・アメリカの人物で、「薔薇十字会員」を設立した。
グラスマン・・・アメリカ東部で近年確認されている獣人。
クラトの父・・・『ストレンジ・シアター・サイコ』。エイワス教狂信者。
クラトの母・・・エイワス教狂信者。彼女はノコギリで自らの膝の骨を削る事で「エイワス」と接触する。使用前にノコギリを十分に熱するのは、傷口を焼き塞ぎながら膝を切る為だと思われる。
クラナ・・・klana インドネシア。「シバ」神の使者。
グラナトゥム・・・ラテン語で「ガーネット」「柘榴の実」である。
クラナ・トゥンジュン・セト・・・klana tunjung seto ジャワ海にあるマドゥーラ島で行われる仮面舞踊「トペン・ダラン・マドゥーラ」の本番前に行われる出し物。魔除けの踊り。
クラバウターマン・・ドイツ・ジュルト島の船に住むといわれる精霊、もしくは妖怪。たくましくがっちりとしている小人。
グラハ・ドーサ・・・graha do(-)sa スリランカのシンハラ人の語。星によって起こされる障害、不幸。
クラプーレ・・・北フランスのテイイで起こった悪魔憑きに関係する3悪魔の一人。
くらぼっこ・・・幽霊とも妖怪ともつかぬ、旧家の精霊のような存在。
クラマー・・・15世紀のドミニコ会修道士。『魔女の鉄槌』の著者。
鞍馬天狗・・・京都府の鞍馬山(くらまやま)に棲んでいた「天狗」。この天狗は実は鞍馬寺の本尊、「多聞天(たもんてん)」の夜の姿で、絶大なる除魔招福の力を持っている、日本最大の「大天狗」の一人であった。
クラム・・・はまぐり、だんまり屋、無口な人。
クラムボン・・・宮沢賢治の作品に登場する正体不明の生き物。かぷかぷ笑ったりするところをみると蟹のようである。
クラヤ・・・kulayaya スリランカの悪霊祓い仮面儀礼「トウィル」に登場する太鼓叩きであり、悪霊を呼び出す者。
くらわらし・・・岩手県九戸地方に出る座敷童子の一種。
クラング・・・未記載。
クリーパー・・・つる植物。また、「這うもの」という意味。
グリーンパークの木・・・しばしば首吊り自殺に使用される木。この木からは微かに無気味な笑い声が聞こえるらしく、それを怖れて鳥達は近付かないという。
グリーンランドの悪霊・・・エスキモー人が恐れる。事故や犠牲になって死んだ者の霊であり、家の中に入り込み霊現象を起こす。
グリガン・・・インドのケーララ州の仮面芸能「ムディイェーットゥ」に登場する魔神群「タラプータ」の1つ。
クリシュナアッタム・・・クリシュナッタム。南インドの三大舞踊劇の1つ。
クリシュナッタム・・・→「クリシュナアッタム」
クリシュナムルティ・・・インドの思想家であり哲人。精神世界を説いた偉人であり、死後もその言葉は様々な形で語り継がれている。
クリステロス・・・未記載。
クリセイルス・・・「さなぎ」という意味。
ク・リトル・リトル・・・クトゥルーの異称。
クリパチャリア・・・未記載。
グリブ・・・アオスタ渓谷の妖精。刺繍のついた黒くて長い上着をきている。
グリフォン・・・ギリシャの北方(北極圏とも)に棲むといわれた怪鳥。
クリプトン・・・ギリシャ語でクリュプトンは「謎」「神秘」。
グリュプス・・・鷲と獅子の合成獣。馬を嫌うという。
クルソン・・・ソロモンの72の悪魔の一人。プルソンの別称。
クルタラ・・・kertala インドネシアの仮面舞踊「ワヤン・トペン」の1つ「トペン・パンチャ」に登場する道化。
クル・チェ・・・マヤの神々の木。杉の事。
グルッデネ・・・東アフリカで崇められる、天の神々の父カトンダの別称で、「巨大な者」という意味。
クルット・・・インドの鳥神「ガルーダ」のタイ版。
クルト・・・インドの鳥神「ガルーダ」のタイ版。
グルナーンセ・・・スリランカのシンハラ人の悪霊祓い儀式「サンニ・ヤクマ」の悪霊祓い師。
車子・・・生児が毎年続いて死ぬ時にその子を呼ぶ言葉。《高知県吾川郡池川町椿山》
車坂・・・群馬県勢多郡上三原田にある怪坂。
グルル・ラークシャ・・・gurulu ra(-)ks(下に・)a スリランカのシンハラ人の魔神。「ラークシャ(羅刹)」の1つ。
グルル・ラクシャ・・・gurulu raks(下に・)a →「グルル・ラークシャ」
グレートキャット・・・キャットとは名ばかりの、虎やライオン達を示す。大きな猫科である。
クレオパトラ・・・1世紀頃の錬金術師。10世紀のアラビアの書、『キタブ・アル・フィリスト』に書かれている女性。エジプトの女王クレオパトラとは別人である。
久礼ノ川の蜘蛛・・・未記載。
グレマルキン・・・人間に取り憑く吸血ネコ。魔術師の生命エネルギーを補給し、生き続ける。
クレメンス・・・アレクサンドリアのキリスト教父。キリスト教神学にギリシアの諸学問を積極的に取り入れようとしていた。しかし、錬金術が堕天使の教えだと考えていて批判的であった。
黒い大鳥・・・新潟県佐渡地方の伝わる民話に登場する。天女を守り続ける。
黒いカモシカの衣・・・インドの儀礼「ウパナヤ」で使用する。儀礼に参加する少年の着用するもの。
黒い幽霊犬・・・イギリスを恐れさせたゴーストドッグ。ブラック・シャックとも。
クロウ・クルーワッハ・・・ケルト神話に登場する悪龍。地獄の蛇王。竜神。大きな羊の角を生やした黒い蛇。
クロウラー・・・「這うもの」という名前。
クロウリー・ドッグ・・・大魔術師「アレイスター・クロウリ−」は、大の犬好きであった。若い頃には、スコットランドの屋敷で、ブラッドハウンドを何匹も飼っていた。
クロオクリ・・・熊本県飽託郡に伝わる。「河童」が引き込んだ人の肝を食べるには、入棺の洗湯で洗い、葬式の火で燻やし、食べる。そういった死者は明るさを一切なくした葬儀をするという・
黒鬼・・・イナゴの体に蜘蛛の脚を生やした化け物が引く、「黒馬車」にのっており、人家に入り込み部屋中を飛び回る。そして寝ている子供がいると、息を吹きかけて去る。翌日息を吹きかけられた子供は、真っ黒になり、ガリガリに痩せ細り、しわだらけの老人のようになってしまう。
黒女・・・インドの中部地方で恐れられている妖女。この妖怪は黒光りする顔を持ち、4本の腕を持つという。
クロガネ弁慶・・・未記載。
クロダー・バイラヴァ・・・チベットでの「シヴァ」神の化身「バイラヴァ」の1つ。
クロト・・・運命の三女神の一人。人間の存在する時間を定める糸を紡ぐ。
黒猫・・・不吉の象徴。よくない事の起きる前兆のシンボル。
黒猫の幽霊・・・アイルランドのキラーキーにあるダウワーハウスに、巨大な黒猫の幽霊が現れるという。トム・マッカーシーが1968年にこれを目撃し、絵に描いている。この絵を見ると、まるで人間のような残忍そうな目をしている。
黒馬車・・・アイルランドで伝わる小人の妖魔「黒鬼(くろおに)」が乗っているという馬車。「イナゴ」の体に「蜘蛛」の脚を生やした生物が引く黒い馬車である。
黒坊・・・「百鬼夜行絵巻」に描かれる妖怪。黒い肌をしていて、目が垂れ下がっている。塗り仏に似る。
黒本・・・魔術の指南書。
『黒魔術と契約の書』・・・ウェイトの著書。改訂版が『典礼魔術の書』。
クロムウェルの首・・・これは死んだ後に裁判にかけられ、その判決として市中引き回し、吊り晒し、斬首の刑に処された「オリヴァー・クロムウェル」の首である。所持者に死をもたらす呪いがかかっている。
黒んぼ・・・クトゥルー神話。イグザム修道院に棲む7才の猫。マサチューセッツのボルトンの家から連れてきた猫。「鼠」の怪音や気配に異常に反応する。
クロンボウ・・・「山人」の別称といわれる。
喰わず女房・・・日本各地で言い伝えがある。普段は物を食べないが、人気がなくなると頭の口から喰いはじめる。
クワック・・・「いかさま師」、「ほら吹き」という意味と、アヒルの鳴き声わかけたものか?
クワン・・・高知県の土佐山村の「ひだる神」の呼称。
クンキリミチの怪・・・鹿児島県大島郡龍郷町にある道。ここで大きな岩が転がる音を聞いたという話がある。
クンティラナク・・・kuntilanak インドネシアの女の魔物。出産で死亡した女性がなり、男を誘惑してペニスを切り取ったり、女性の血を吸ったりする。
クンバカーン・・・インドの叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する魔王「ラーヴァナ」の弟「クムバカルナ」。