赤マント

読み=【アカマント】

スペル=【】

別名=【赤いマント、赤マント・青マント】

種別=【都市伝説、学校の怪談、トイレの怪】

使用する力=【血を吸う、斬る、ナイフを投げる】

持ち物=【ナイフ、赤いマント(怪人の場合)】

出身=【日本】

 

都市伝説の一つ。

似たものに、「赤いチャンチャンコ」「赤いはんてん」「赤い紙・青い紙」「赤い服・白い服」などがある。

 

ある噂では、戦前から京都のK中学に伝わっていたというものである。

ある校舎4番目のトイレに現れるとされ、そこに入ると「赤いマントはいらんかい、赤いマントはいらんかい」と誰もいないトイレから聞こえてくるという。

ほとんどの者が恐れて飛び出して逃げるが、あるものがその声に対して、「はい、ください」と答えてしまったという。

すると、天井からナイフが落ちてこの女子中学生の背中に刺さり、その出血した血が彼女の背中を赤いマントを付けているように染めたという。

また、これは小学校の噂ではないかもしれないが、ある男性が「赤いマントを掛けてあげましょうか」と何者かに声をかけられ、ズボンも上げずに逃げ出した。

それを聞いた武道の達人(笑)である女性がそのトイレに入ると、同じように声がしたため、「掛けてみろ」と応えた。

すると上からナイフが落ちてきて、赤いマントを被ったように血まみれになって死亡したという。

外国でもこの話が伝わっていて、タイの日本人学校の女子トイレの一番奥にこれは出現するという。

ここでは声だけでなく姿も持っていて、怪しい男が天井から出てきて、「赤いマントん゛欲しいかね」と聞いてくる。

「いらない」言えばそれは消え、「いる」と言ってしまったら、背中をナイフで切り裂かれ、背中が血で真っ赤になるという。

これらの話しは、なんとか命だけは助かった彼女の証言なのか、勝手に作られた話なのかまでは分からない。

 

また、こういうものもある。

天井から「赤マントがいいか、青マントがいいか」と言う声が聞こえ、「赤マント」と答えると

体中傷だらけにされ血だらけになり、本当に赤マントを付けているように見える。

「青マント」と答えると身体中の血を全部吸われ真っ青になると言う。

 

それから同じものであろうが、公衆トイレに出没するものは、少年少女の尻から血を吸うという。変態行為である。

マントを薦めるものではなく、「赤いマント」を付けている怪人としては、昭和12年頃にある小学校に出没したとされ、警察が出動したという噂があり、『現代民話考 学校』では東京の小学校でこれが出たという記録がされているという。

別項の「赤いマント売り」も参照して欲しい。

 

また、この怪異の側面として面白い話が伝わっている。

自分のかかっている天然痘(ほうそう)を治す為に、生き血や、生き肝を狙ういわれているのである。

江戸時代では子供が天然痘になると、赤い着物と頭巾をかぶせて厄払いをしたという。

江戸時代といえば、武士の時代に見られる「赤いチャンチャンコ」的なものが伝わっている。

これは「赤いチャンチャンコ」の項目として触れる事としよう。

 

他に子供をさらいサーカスに売り飛ばすという「黒マント」という噂もある。

 

『悪魔オカルト大全科』に描かれている「赤いマント」という妖怪は、赤いマントを付けた美しい少女の妖怪で、各地を飛び回り、ソニックブーム(衝撃波)でビルを破壊する恐ろしい妖怪だとされている。

めちゃくちゃである・・・。

 

出典

『悪魔・オカルト大全科』 竹内義和/編 秋田書店

『魔女の伝言板』 近藤雅樹+高津美保子+常光徹+三原幸久+渡辺節子/編著 白水社

 

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