クトゥルー 魔界監視局
ア−リマン
Ahriman
別名
●アンラ・マンユ ●アングラ・マイニュ ●アフリマネス ●サタン
●アドヴァ−サリー●アフリマン ●ドルージ ●悪しきもの ●魔王
●闇の支配者 ●アフレマン ●アングラ・マインユ ●嘘の王 ●敵
●プリンス・オブ・ライズ ●エビル・ワン ●ガナーグ・メ−ノーグ
●アンリ・マンユ ●プリンス・オブダークネス
ペルシャ神話の悪の原理。
ゾロアスター教の唯一神「アフラ・マズダ」に敵対する、最高の暗黒神。
「闇の王」で、「虚偽の王」である。
「欺瞞=ぎまん」を表すゾロアスター教用語から派生したと思われる、
「ドルージ」という名前でも時々呼ばれる。
「アフレマン」という名前は、中期ペルシャのパハラヴィ−語である。
ゾロアスターの後期の文献では、「ガナーグ・メ−ノーグ」ともいわれる。
この名前の時は実体を持たない。
世界に最初に死を導き入れた破壊霊アンラ・マンユ
(アングラ・マイニュ=否定の思想を意味するとも。初期ゾロアスターのア−リマンの名称)
と同様に、「アフラ・マズダ」を補佐する、
聖なる霊「スプンタ・マンユ」の軍勢に対抗して、悪の軍隊を指揮した。
また腹心の部下に大悪魔「アスモデウス」がいる。
また、悪魔「デーウ」たちの長。
全ての悪魔たちの長でもあり、この配下の悪魔たちは
悪思界・悪語界・悪行界などの地獄に棲み、死者を責めさいなむ。
人間に死が訪れるのもこれらの悪魔が原因とされている。
ゾロアスター教では、ゾロアスター誕生から3000年の後に、
最後の審判が行われているとあるが、
この際に起こった最終戦争は悪魔たちは決定的な敗北を喫し、
ア−リマンも地獄に逃亡して滅び去る。
ゾロアスターは言った。
「最初に、双生児の霊は、思考、言葉、行いにおいて、
一方は善、他方は悪として知られていた。
それら双生児の霊のどちらかを、賢者は正しく選んだが、
愚者は正しく選ばなかった。
そしてこれらの霊が出会った時、霊たちは、
最後には虚偽の追随者は最悪の存在と出会うが、
真の追随者は賢い主と出会う事となるように、生と死を定めた。」
アフラ・マズダはペルシャを地上の楽園にする為の、アフラ・マズダの計画を、
破壊霊アンラ・マンユが転覆させた、とゾロアスターに語った。
アフラマズダは彼の被造物を、霊的存在も人間もすべて自由意志を持つように創造した。
聖なる霊スプンタ・マンユの双生児の兄弟であるアンラ・マンユは、
「最悪の事を選んでする」ことを何よりも楽しみにしていた。
アンラ・マンユはアフラ・マズダを邪魔する為、
冬に霜を、夏に暑さを、そして、
あらゆる種類の病気や人間が絶えなければならない他の様々な災いを導入した。
大地に破滅をもたらした竜の「アジ・ダハーカ」もまた、
アンラ・マンユの被造物である。
想像の全課程において、亀裂と敵対が非常に根深かったので、
サーン朝の支配下(226〜651)では、
二元論を暖和しようとする神話が生じた。
双生児の霊は、
唯一の前在的な原初的存在である無限の時「ズルワーン・アルカナ」の子とされた。
ズルワーンが、最初に産まれた子を王とする、と宣言していたので、
ア−リマンはその権利を主張する為に子宮を裂いて開いた。
それでこの邪悪な者が期限付きで世界の王国を与えられた。
ズルワーンはこう言った。
「9000年後にはオフルマズドが統治し、
彼の思い通りに全てを行うだろう」
と。
オカルティストはア−リマンを、官能的世俗的なもので誘惑し、
精神的で豊かな魂の生活を欠き、
複雑な無味乾燥の知性主義の中へ
人間を引き降ろそうとする「福音の悪魔」と認識されている。
また、ア−リマンは古代の闇と死と嘘のデーモンであって、
人間を言いくるめて、物質主義的と形容するのが
もっとも正確な精神態度をとらせようとする。
霊的なものを全て犠牲にしたところで、
物質世界とそれに基づく肉体的欲望のみがもっとも重要だという嘘を、
人間に信じ込ませる時、ア−リマンの目的はほぼ達成される。
また、地上を越えた所にある、霊的遺産を忘れさせようとする。
ア−リマンの主な武器はズルワーンの贈り物の「アズ(az=情欲)」だった。
ズルワーンは
「アズの力によって、汝のものはすべて、
汝が創造したものまでみんな喰い尽くされてしまうだろう」
と、贈る時に言った。
アズがまさに、ア−リマンの精髄であったので、ア−リマンは受け入れた。
女性原理である悪魔的なアズは、性的欲望以上のものを含んでいた。
ゾロアスターでは男は神聖であった。
ア−リマンは正しい男を見て、卒倒した。3000年もの間卒倒していた。
忌まわしい売春婦が彼を起こすまで。
また、ア−リマンは原書の人間「ガヤ・マルタン」に毒をもったという。
近代オカルティズムでは、「ルシファー」に敵対するという。
また、別称で「アフリマネス」とも呼ばれているが、今ではすたれてしまっている。
今世紀最大のオカルティスト、ルドルフ・シュタイナーによれば、
「メフィストフェレス」という悪魔はア−リマンと同一であるという(サタンが有力だが)。
シュタイナーは1914年のドルナッハの3回の講演も英訳版で出ていて、
『世界と人間、ルシファーとアフリマンの均衡』と題されて刊行された。
このシュタイナーが1923年に出した著書『テオソフィ』の
ジャケットの為に描いたチョーク画に、
黒い顔のア−リマンが描かれている。共にルシファーと人間の顔も描かれていて、
現在、原画はドルナッハのゲーテアーヌムにある。
容姿は様々で、トカゲ、蛙、蛇、若者だったりする。
ペルシャで見られるア−リマンの姿は、
人身で、獅子の頭を持ち、鳥の翼を背に生やす。
身体に巻き付いている蛇はアズであろうか?
余談になると思うが、ある文庫では、明らかに創作のような容姿で描かれていた。
面白いので記載する。
胴やら、蟹と蛇の合体した妖怪となっているようだ。
蛇の姿が覗いているので良しとしたいが、
攻撃が、その蟹のハサミで切り刻んだ後に、頭からたくさん生えている蛇に喰わせるのだ。
この子分となれば、金が与えられるが、監視役として、
巨大な毒サソリをつけ、裏切り者を喰わせるという。
蟹とか、サソリはどの文献からとったのだろうか?
ゲームでの扱い
『真・女神転生if・・・』(スーパーファミコン)
レベル82の魔王の種族。
「アンリ・マンユ」と呼ばれている。
別名のように、闇の魔王といった姿をしている。
二本の猛々しい角、そして、夢表情に顔が、
魔王の威厳を持っている。
「マハラギダイン」「ムドオン」「マハザンダイン」等の強力な魔法と、
「パララアイ」などの特種能力も持つ。
仲魔にすると、「サマリカーム」も使える。
ボスの一人として登場。
しかし、主人公のレベルが低いと、逃げてしまう。
『チョコボの不思議なダンジョン』(プレイステーション)
レベル2のフロータイボール種にア−リマンが存在する。
どう考えても、一番強くてはならない存在なのに、その上のレベルのモンスターの名前が、
「フライングアイ」である。
FFシリーズとフォルムは同じで、
球体に一つ目、悪魔の翼を持つ。鋭い牙を生やし、
体色はオレンジ、翼は紫。
『ファイナルファンタジー。』(ファミコン)
闇の王らしく、闇の世界の南東に祀られている「土のダーククリスタル」を守るア−リマン。
最強のモンスターで、回復系も使ってくる。
「もうすぐ、闇の氾濫が完全に始まる!
もう、誰にも止められん!
お前たちはここで死ぬのだ!!」
このセリフの後、バトルとなる。
容姿はことさら禍々しく、巨大な一つ目と、不揃いな牙の並ぶ、裂けた口。
緑色の翼と、足と尻尾、緑色の毒々しい爪。
狂ったような、黄色の皮膚!!
全てが邪悪だ。
シリーズ初登場で、レギュラー化していく。
『ファイナルファンタジー「』(スーパーファミコン)
形状は。と同じ。
ただ、翼は紫。
「死の宣告」はア−リマンらしい攻撃である。
最初に、「タ−ゲッティング」で、犠牲者を選ぶ。
やっぱ宣告されたら、「あんり、まあ」と驚くのか・・・否か・・・・。
『ファイナルファンタジー、イージータイプ』(スーパーファミコン)
、と同じである。
色違いに、「フロータイボール」「プレイグ」がいる。
『ファイナルファンタジー、』(スーパーファミコン)
ラストダンジョンに登場するア−リマン。
基本的に容姿は、。のものと同じ。
しかし、目に狂気的に感じと、血管が迫力を増している。
グレーの翼と、黄色の皮膚を持つ。
死の王らしく、「死のルーレット」や「死の宣告」などの、
即死攻撃を得意とする。
『ファイナルファンタジー・』(プレイステーション)
ラストダンジョンである大空洞や、星の体内にいるア−リマン。
全く、シリーズ通り変わっていない。
ただ、空中を浮いている為、攻撃を当てずらい。
魔法カウンター攻撃を仕掛けてくる。
操ると、「ツメ」「レベル4デス」「レベル3フレア」を使える。
目の怪物だけに。持っているアイテムは「目薬」。
『ロンド〜輪舞曲〜』(プレイステーション)
レベル50のボスの一人。
「封印」されている力を持つ。
転生後、「マハラギオン」「マハブフーラ」「マハジオンガ」
「マハザンマ」「メギドラオン」
などの強力な魔法を使える。
容姿は血のような色の翼で、両手が鈎爪のようになっている悪魔。
「アンラ・マンユ」といわれている。
主人公の飛鳥は魔神アンラ・マンユとして転生する事を望み、
実は、世界を創造した時に、全ての人間に自分の魂のかけらを忍び込ませていた。
神ですら、転生の運命を逃れられず、
かつて、共に闘ってきた仲間たちが、主人公の最後の闘いであった。
アンラ・マンユはそれぞれの転生の中で自分の魂の力を高めてきた。
幾千万もの人間たちの中で、その魂の一番強かったのが、
主人公である飛鳥であった。
それゆえに飛鳥は魔神に選ばれ、
飛鳥もまた魔神となる事を望んだのである。
そして、かつて仲間だったものたちを、かれは倒していった。
闘いが終わった時、アンラ・マンユは涙をこぼした。
それは、かつての仲間の死への悲しみではなかった。
人間の命の儚さをいとおしむ涙であった。
もう一つのエンディングは沢木という男が、アンラ・マンユに転生する。
出身
ペルシャ
出典
●『悪魔の事典』 フレッド・ゲティングズ 大瀧啓裕訳 青土社
●『幻想世界の住人たち』 建部伸明と怪兵隊 新紀元社
●『幻想動物事典』 草野 巧著 シブヤユウジ画 新紀元社
●『死海文書』
●『真・女神転生if… 公式ガイドブック』
(株)アスペクト アスキー出版局 ファミコン通信編集部責任編集
●『真・女神転生if… 公式ガイドブック解明編』
(株)アスペクト アスキー出版局 ファミコン通信編集部
●『チョコボの不思議なダンジョン2 冒険好きの攻略本』 デジキューブ
●『ファイナルファンタジー大全集 下』 DigiCube
●『ファイナルファンタジー。 [第3巻]完全攻略編普x NTT出版
●『ファイナルファンタジー「 戦闘解析編』 NTT出版
●『ファイナルファンタジー「イージータイプ』 NTT出版
●『ファイナルファンタジー、 基礎知識編』 NTT出版
●『ファイナルファンタジー・ ザ・パーフェクト』 集英社
●『女神転生十年史』 アスペクト ATLUS ファミ通責任編集 CB'S PROJECT編
●『妖怪大図鑑』 佐藤有文著 小学館
●『ロンド〜輪舞曲〜オフィシャルガイド』 アスペクト
●『RPG幻想事典 逆引きモンスターガイド 東洋編』 ヘッドルーム編著